令和5年度の高松空港の定期路線(国内・国際)利用者数は、前年度比134.6%の1,812,799人(前年度比466,460人増)となり、昨年度に続き3年連続での増加となった。また、チャーター便(国内・国際)は、12,585人(前年度比10,072人増)となった。
この結果、令和5年度の高松空港の総利用者数は、前年度比135.3%の1,825,384人(前年度比476,532人増)となった。増加の主な要因は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことにより国内線の利用者数が堅調に推移したことに加え、国際線(ソウル線・台北線・香港線)の通年運航や、増便等によるもの。これにより、令和元年度の国内・国際線定期路線利用者数(1,990,756人)の約9割まで回復している。
なお、各路線の利用状況については次のとおりとなっている。
国内定期路線編
各路線とも昨年度実績を上回り、前年度比119.3%の1,561,972人(前年度比252,861人増)となった。なお、令和元年度比では91.4%となった。
(1)東京線
羽田線と成田線を併せた東京線利用者数は、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、利用者が堅調に推移したことにより、前年度比116.9%の1,454,678人(前年度比210,634人増)となった。
・羽田線〔全日本空輸、日本航空〕
利用者数は、前年度比116.8%の1,198,078人(前年度比172,371人増)、利用率は9.8ポイント増の68.0%となった。
・成田線〔ジェットスター・ジャパン〕
利用者数は、前年度比117.5%の256,600人(前年度比38,263人増)、利用率は7.1ポイント増の82.5%となった。
(2)那覇線〔全日本空輸〕
新型コロナウイルス感染症の5類移行後、利用者が堅調に推移したことに加え、修学旅行による利用が増加したことにより、利用者数は、前年度比164.9%の107,294人(前年度比42,227人増)、利用率は22.5ポイント増の70.6%となった。
国際定期路線編
国際線(ソウル線・台北線・香港線)が通年運航されるとともに、増便等により、前年度比673.8%の250,827人となった。
(1)ソウル線〔エアソウル〕
令和5年3月に週3往復からデイリー運航(週7往復)になったことで、利用者数は、前年度比646.4%の134,977人(前年度比114,096人増)となったが、利用率は2.0ポイント減の86.3%となった。
(2)上海線〔春秋航空〕
令和5年9月から週4往復で運航再開したが、同年10月に再び運休となり、利用者数は840人、利用率は32.6%となった。
(3)台北線〔チャイナエアライン〕
通年運航されるとともに、増便等により、利用者数は前年度比677.7%の66,680人(前年度比56,841人増)、利用率は12.5ポイント増の78.0%となった。
(4)香港線〔香港エクスプレス〕
週3往復で通年運航されたことにより、利用者数は前年度比742.6%の48,330人(前年度比41,822人増)、利用率は81.9%となった。
チャーター便編
令和5年11月から令和6年1月まで、台湾・高雄との定期チャーターが週3往復で運航されたこと等により、前年度と比較して63便増の108便、利用者数は前年度比500.8%の12,585人(前年度比10,072人増)となった。
(1)国内チャーター便
下地島9便をはじめ、稚内6便、釧路・仙台・千歳4便、与那国3便、青森・隠岐・静岡・福江・種子島・那覇・石垣各2便の計44便のチャーター便が運航され、利用者数は前年度比126.1%の3,170人(前年度比657人増)、利用率は10.4ポイント増の78.9%となった。
(2)国際チャーター便
台湾(高雄・台中)、ベトナム(ホーチミンシティ)からチャーター便が計64便運航され、利用者数は9,415人、利用率は91.0%となった。