【さぬきうどんに美味しい小麦】香川の麦秋「さぬきの夢」

麦畑が黄金色に色づく麦秋、5月下旬〜6月上旬に県産オリジナル品種さぬきの夢の収穫がおこなわれた。 今年収穫したのは「さぬきの夢2009」。新品種の「さぬきの夢2023」の種まきは、2026年から順次始まる。

綾川町の圃場11ヘクタールで「さぬきの夢2009」と水稲(おいでまい・クレナイモチ)を栽培する(株)KAWAZOMEファーム(川染允利代表取締役)の取締役、川染常男さんは「2009は、美味しい小麦なんです。タンパク質が少なめで製麺性には良くないが、県産のはるみずきが強力粉で補っています。

地元の皆さんの口に合うよう努力の甲斐がある出来栄えです。打ち込みうどんで自宅でも食べて欲しい」と話し、2023については「製麺に向いており、味もいいと聞いている。早く作りたい。楽しみです」と語った。  

「さぬきの夢」推進協議会(桑原 仁会長)」は昨年度、新品種さぬきの夢2023の導入体制の整備として7月に品種登録を出願、3月29日には銘柄名「さぬきの夢2023」が流通時の名称として決定。

同協議会では新たな取り組みとして、香川県産小麦の品質向上プロジェクトチーム(香川県農政水産部、香川県農業協同組合、香川県製粉製麺協同組合)と「さぬきの夢」輸出推進プロジェクトチーム(香川県農政水産部、香川県農業協同組合、香川県製粉製麺協同組合、本場さぬきうどん協同組合、(独)日本貿易振興機構ジェトロ香川、日本政策金融金庫高松支店、(株)エイチ・アイ・エス、(特非)日本プロ農業総合支援機構、「さぬきの夢」うどん製造事業者(公募により決定))が設置される。

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