最後の砦、SSで災害時対応実地訓練〜香川県高松市

香川県石油商業組合(国東宣之理事長)では、2017年から、ガソリンスタンドで停電時等の給油訓練をおこなっている。11月14日はENEOS松縄町(高橋石油(株)(高松市 高橋 勲社長)に、組合240事業者から、周辺地域の11事業者、24名が参加した。

訓練は、震度6弱の地震の発生による停電を想定して、おこなわれた。 発電機を使用した給油再開は、安全等の確認ののち再開。消防車、自衛隊車両、パトカーの給油を、油種の確認から伝票を切る作業までを、SSスタッフがおこなった。

国東理事長は「今年の元旦、沖縄県の線状降水帯の被害と災害が多いと実感している。非常時に混乱なく初動対応が出来るよう、また緊急車両同士の連携が強化されることで、いざという時の対応がスムーズになる。香川県は、全国的にもガソリンスタンドでの自家発電設備の導入率が高く、また組合では自発的に導入している。パイプラインが遮断された際を考え、独立性のあるSSが最後の砦として、使命感を持って皆臨んでいる」と話す。

香川県内には重要施設そば16カ所の中核拠点SSがあり、緊急車両等を優先して給油等をおこなう。また、約130カ所の住民拠点SSが各地域にあり、地域の人々の給油等の助けになろうと日々、準備をしている。また、今年は自衛隊車両も初参加した。

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