香川大学(筧 善行学長)のイノベーションデザイン研究所にあいおいニッセイ同和損保㈱(東京都)の新納啓介社長がこのほど訪問した。
香川大学と同社は、平成31年3月に相互の連携・協力を強化し、地域の発展に寄与するために、現在、協定に基づき、MaaS(Mobility as a service)に関する共同研究を実施している。
当日、同研究所にて災害時の津波避難用シミュレータを開発し、容易かつ継続性のある津波避難教育手法の提案、運転におけるメタ認知(自分の考えや行動を客観的に認知すること)の改善による補償行動の実現など、これまでの共同研究の成果報告が行われた。
成果報告を受けて新納社長は「メタ認知は客観的に自分を見つめられるという観点から、高齢者の交通事故防止だけではなく、社員教育にも活用できる」と興味深く頷く様子が伺えた。
その後、新納社長は筧学長とともに同研究所を見学し、さらなる共同研究の進捗に期待を寄せた。
同大学は今後も研究を通じ、地域活性化に役立てていく方向性を示した。