【保護猫カフェ+就労支援事業所】保護犬猫とふれ合う 『ANELLA CAFE高松中央店』

今年6月、高松市松縄町に福祉型保護犬猫ふれあいカフェ「ANELLA CAFE(アネラカフェ)高松中央店」がオープンした。

 保護犬・保護猫との触れ合いを楽しめるだけでなく、就労継続支援B型事業所として障がい者の就労機会を創出する機能を併せ持つ福祉施設だ。

 同店は、ANELLA Group(東京都)が全国展開する「ANELLA CAFE」の32店舗目。これまで全国で累計3,500頭を超える保護犬・保護猫を新たな飼い主へとつないできた実績を持つ。

 高松中央店を運営するのは、イベントマーケティング事業を中核に多角的な事業展開を進めるi-Linkホールディングスグループ(高松市、岸本康彦代表)。グループでは今年2月、事業主体となる一般社団法人ヒーローリンクを設立し、開業準備を進めてきた。

 施設では、保護犬・保護猫に安心して暮らせる環境を提供するとともに、利用者が動物の世話や施設運営に携わることで、働く力や社会参加への意欲を育む就労支援を行う。犬や猫と日常的に触れ合いながら就労支援を受けられる施設は全国的にも少なく、動物との関わりを通じて自立を後押しする新たな福祉モデルとして注目されている。

 事業所は就労継続支援B型として運営し、年内には約20人の利用者受け入れを目指す。

 開業以来、家族連れや動物愛好家を中心に来店が続いており、保護犬・保護猫への理解を深める場としても地域に浸透し始めている。施設では犬・猫それぞれ最大10頭を受け入れることができ、譲渡はANELLA CAFE本部を通じて行われる。

 施設内にはトリミングサロンを併設し、訓練作業室を含めた延べ面積は約50平方メートル。店舗は高松市松縄町50-14にあり、専用駐車場8台を備える。

 営業時間は12時(土日祝は11時)から18時まで。

 利用料金は30分1,000円、以降15分ごとに400円。小学生以下は半額、未就学児は無料となっている。

 ヒーローリンクの真子純一理事は「保護犬・保護猫と気軽に触れ合える地域の交流拠点として、多くの人に利用していただきたい。高松中央店をモデルケースとし、今後はアネラカフェの多店舗展開も視野に入れている」と話す。

 保護犬・保護猫の命を未来へつなぐ活動と、障がい者の就労支援という二つの社会課題の解決を目指す同施設。地域に根差した新たな福祉拠点として、今後の取り組みに期待が集まる。

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