【高松城趾公園】玉藻公園 披雲閣 秋の夜 歌声に酔いしれる

 雨上がりに一気に秋めいてきた10月下旬の夜、史跡 高松城跡の玉藻公園内にある披雲閣で、毎年恒例のコンサートが開かれた。

 会場の大書院は披雲閣で一番広い部屋で、ステージ周辺には、鬼無町の老舗盆栽農家の花澤明春園が用意した、ススキやフジバカマなど、見頃を迎mえた盆栽約20点が秋を演出するなか、夫婦や家族連れなど約100人ほどが集まり、ひとときの秋の夜を楽しんだ。

 コンサートでは、古き良き日本の歌や童謡をエッセンスにした、どこか懐かしく琴線に触れる歌が魅力のレインブック山本容子さんが、秋の夜にぴったりの「いのちの歌」やオリジナル曲の「心の力」など12曲を澄んだ美しい歌声を響かせながらしっとり歌い上げた。

 会場に訪れた人は、音楽に合わせて、ゆっくり体を揺らすなどしながら歌声や演奏に聞き入っていた。

 18年続くこのコンサート、会場の大書院が、来年1月から3年間耐震工事に入り、使用できなくなるため、来年以降は、披雲閣の別の部屋で開催する予定。

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