異例のタッグで誘客キャンペーン ANAとJALらが東京観光の需要回復で協力

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)など、東京にゆかりのある旅客輸送事業5社が協力し、地方からの誘客を目的とした「ただいま東京」キャンペーンを現在、共同で展開している。同キャンペーンへの協力を求め、両社の高松支店長が27日、浜田恵造知事を表敬訪問した。

この日、ANAの吉岡 大高松支店長とJALの小田和彦高松支店長は香川県庁を訪れ、浜田知事と交流推進部の佐藤今日子部長にキャンペーンの概要を説明した。
このキャンペーンは東京観光の需要回復を図ろうと、ANAとJALのほか、東京にゆかりのある鉄道3社(R東海、JR東日本、東京メトロ)との共催行っている。SNSなどのキャンペーンを通じ、新型コロナにより落ち込んだ誘客の拡大を目指す。

元々航空2社は競合関係にあり、鉄道会社とは飛行機と新幹線の間でもシェア争いを展開している。しかしながら各社は、コロナで落ち込んだ業界全体の回復という問題意識を共有し、業界を越えたムードアップに乗りだした。
ANAの吉岡高松支店長は「普段は、ライバル関係にある私達が協力してさまざまな取り組みを共に行うことで、『そろそろ東京に行きたいな』という気持ちを後押ししたい」。また弊社は今年、高松空港へ就航60周年を迎える節目の年。香川の皆さんに喜んでいただける機会の一つとなれば」と意気込みを話した。

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