【四国で初】百十四銀行と香川県信用保証協会が 覚え書きを締結

7月中旬、百十四銀行と香川県信用保証協会が、中小企業の支援や地域経済・社会の発展に向けた連携に関する覚え書きを取り交わした。こうした民間の金融機関と信用保証協会との締結は四国では初めてとのこと。

これは、物価高などの現在の厳しい社会情勢の中、苦境に立たされる中小企業への支援をより強化するとともに、カーボンニュートラル社会の実現などに貢献しようと取り交わされたもの。

両社では、今年度、いわゆるゼロゼロ融資の返済開始がピークを迎えるだけでなく、エネルギーや原材料価格の高騰などで、中小企業の資金繰りがさらに不安を増していることや、SDGSやカーボンニュートラルなどの社会課題にも対応していく必要があることから、これまで以上に連携し中小企業を積極的に支援していくこととしている。

具体的には、実態を考慮した柔軟な資金繰りの支援や、新たに融資商品を作り、地域経済の持続的発展やカーボンニュートラル社会の実現に向けての経営改善支援などに務めていくとしている。

香川県信用保証協会の西原義一会長は「県内の中小企業の健全な発展こそが県経済や地域社会の持続的な発展につながるものだ。当協会としては、相互に協力しながら積極的に企業の経営支援活動をおこないたいと考えています」と話していた。

また、百十四銀行の綾田裕次郎頭取は「香川県の中小企業の金融の円滑化や経営基盤の強化に加え、地域経済の持続的な発展とカーボンニュートラル社会の実現のお手伝いをこれまで以上にできればと考えています」と話していた。

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