【香川県坂出市】郷土の野菜をつないでいく 金時にんじん、収穫・出荷最盛期

香川の冬の郷土料理「あんもち雑煮」やおせち料理に欠かせない金時にんじんの収穫と出荷が最盛期を迎えている。クリスマスシーズンの彩りや正月料理にも人気があり、収穫は2月下旬頃まで続く。

坂出市大屋冨町の(株)小原農園の畑では、平年通り11月8日から出荷をスタートした。元々は塩田跡で栽培をしており、砂地の圃場に高畝を形成して、7月下旬から8月下旬にかけて播種される。

JA香川県坂出園芸センター蔬菜総合部会の小原啓二さんは、「種まきの頃の猛暑で水やりに苦労した。今年は、日に3回ほどの水やりを4回にするなど工夫した。  近隣の畑も高齢化で生産者が減ってきている。互いに声をかけ合って、小原農園として土地を借り受けるなどし、栽培を続けている。

 今年も平年並みで1,500〜1,600トンの販売量が見込まれている。12月に入ってからの冷え込みで色づきも良く、サイズも大きく、出来は上場。郷土料理としても良いが、しっかり味わえるよう太めの千切りにしてかき揚げで食べるのもおすすめ」と、作業の合間に語ってくれた。

 香川県の金時にんじんの生産量は全国1位で、全国流通量の約8割を占める。

「一番不安になるのは台風の時期。雨風が強いと高畝の畑全体が真っ平らになったこともある」と話す小原農園。郷土の味を守り育てようと、栽培に工夫を凝らしている。

タイトルとURLをコピーしました