三本松高等学校(東かがわ市 橋本和之校長)は、1月17日、「総合的な探究の時間」の授業を使い、東かがわ市と連携したグループワークを開催した。
参加したのは1年生普通科の86人と、市職員ら19人。 市の問題解決の実践を事例として一緒に考えながら意見交換し、職員から考え方や施策づくりを学び、生徒各自が探究に取り組む際に役立てること、また、地域への理解と愛着を深めることが目的。課題ごとに生徒を11グループに分けて学び、相互に有意義な時間を過ごした。
◇生徒の感想を抜粋
Aさん/参加テーマ:地域住民に望まれる行政サービスとは(総務課)
「ペーパータワー(チームビルディングのゲーム) を制作してみて、目標を達成するためには、最初の話し合いや計画をしっかりして試していくことが大事だと分かった。普段から話し合いを重ねて検証することを大事にしていきたい」。
Bさん/参加テーマ:SNSなどを活用した有効な情報発信とは(戦略情報課)
「市に人を呼ぶ工夫を学んで、一番印象的だったのは、バス停型の看板に市の名前を書いて花の観光地に置いていること。特に河津桜のところは、他の桜よりも開花が早い特徴をメディアに取り上げてもらえるように時期を考えて設置していることに驚いた。また、私たち高校生が地域をよく知ることで未来の人の動きが大きく変わることを学んだ。大学進学で地元を離れても、地元のいいところを友達に教えられるようになりたい」。