現在、再開発ビル 鋭意建設中! 高松丸亀町商店街

商店街と大工町街区、隣接する建物には先日「しごとプラザ高松」もオープンしている。

全国でも商店街の活性化を図る際のロールモデルとして研究されてきたのが、高松市中心部の高松唯一の百貨店「高松三越」から南に国道11号線までの約500m弱の商店街が丸亀町商店街である。髙松城築城の際に殿様が城から続く門前町となる場所に丸亀から商人を呼んできたことが由来となる。以来、今日まで高松市随一の繁華街として発展してきた。

1988年の丸亀町開町400年祭の頃にはすでに商店街の将来への危機感が組合員に生まれていた。青年会を中心に再開発委員会を発足させて研究を重ねた。都市再開発法に基づく市街地再開発事業を高松市が中心となり提案。その頃には郊外への大型商業施設の設置が進み始めていた。

まとめあげられた再開発計画は南北約500mの商店街を東西に通る筋ごとにA〜G街区にゾーニングをすることになった。街区毎に特徴を持たせたリーシングを行い、時間を掛けて再開発を完了させる。地元住民が中心となった第三セクターのまちづくり会社が立ち上がり、商店街全体をゾーニングに沿ってマネジメントをしていく。具体的にはまちづくり会社がディベロッパーになり再開発ビルの保留床を取得することで、業種の偏りをなくしながら欲しい業種や専門店をピンポイントで引っ張ってくる。タウンマネジメントを戦略で行う役割。そうして誕生したのがこれまで、A街区、B街区、C街区とG街区である。

立体駐車場ビルが建設される工事現場、かなり広い敷地であるとわかる、中央の高い建物は丸亀町参番街東棟

現在はC街区の東西両側に広がる「大工町・磨屋町地区」において、2棟の再開発ビルが計画をされている、すでに大工町街区は既存建物を解体後の約2000㎡の地上8階建ての立体駐車場と低層階にものづくり育成店舗、讃岐おもちゃ博物館等の子育て支援施設が入居するビルを着工。引き続き磨屋町にある既存の立体駐車場(敷地面積約1500㎡)を今年中には解体工事に入り、来年から地上11階建ての分譲マンションと低層階に医療施設が入るビルを着工する予定となっている。こちらは穴吹興産が手がけていく。

磨屋町街区の立体駐車場ビルから商店街を見る、高い建物はすでに完成済みの丸亀町参番街西棟

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