【四国遍路】高松商工会議所女性会が、遍路道に道案内の「石柱」寄贈 百十四銀行栗林支店の敷地内に設置

2012年度より、NPO法人へんろとおもてなしのネットワーク(半井真司理事長)の活動に賛同し、遍路道への道案内の石柱設置事業に取り組む高松商工会議所 女性会(吉田洋子会長)。同会としては12基目となる石柱を、百十四銀行栗林支店(花ノ宮町)敷地内に設置した。

 NPOによると、石柱は香川県内で82基目、四国内では122基目。

9月30日、現地で設置式があり吉田会長は「四国の各女性会が、四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録に向け、石柱設置、お接待、お遍路体験など様々な事業を実施している。石柱がお遍路さんを応援し、安全な遍路巡りの一助となり、世界遺産登録への機運を高める機会となるよう今後も励んでいきたい」と事業の継続を表明。

半井理事長は「お遍路さんにとって、道しるべとなる石柱は大変重要で、江戸時代から続く常設のお接待。四国遍路の保存継承、世界遺産登録をする上でも重要な役割を持つ」とあいさつ、参加者に感謝を伝えた。

土地の提供を快諾した百十四銀行の多田和仁代表取締役 取締役 専務執行役員は「設置場所は、地域の生活者はもとより、国内外からの観光客が行き交う要所となっており、多くの方が石柱を目にすることで、遍路文化への理解が一層深まり、世界遺産登録への機運を高めていく礎となることを願っている」と話した。

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