香川県はこのほど、令和7年度「かがわ成長する企業大賞」の表彰式を県庁本館知事接室で開催した。
同賞は、特徴的な技術やビジネスモデルの確立、地域経済への波及効果などを評価し、今後のさらなる成長が期待される企業を県知事が顕彰するもの。
今回は、ものづくり部門に㈱フジコー(丸亀市 森 光弘社長)、商業・サービス部門に㈱遊食房屋(宇多津町 宮下昌典社長)、奨励部門に㈱アロバー(高松市 梶 聡一朗社長)が選ばれた。
ものづくり部門のフジコーは、パッケージ印刷や剥離フィルムの開発・製造を軸に、グラビア印刷技術を応用した機能性フィルムの開発にも取り組む。食品や衛生用品、車載関連など幅広い分野で製品が採用されており、特に生理用品の個包装に用いられる「衛材用個包装剥離フィルム」は国内トップシェアを誇るなど、安定した成長を続けている点が評価された。
商業・サービス部門の遊食房屋は、和食を中心とした個室レストラン「遊食房屋」をはじめ、焼き肉店やうどん店などを県内外で展開。テイクアウト事業やインバウンド対応の強化に加え、多度津高校と連携し、廃棄うどんを活用した「讃岐うどん雲丹プロジェクト」など産学連携にも取り組み、地域課題解決と事業成長を両立させている点が評価された。
奨励部門のアロバーは、高松市内でコーヒー豆の製造販売や関連器具の販売をおこなう。中米の生産地を毎年訪問し、フェアトレードによる継続的な取引で高品質な豆の確保と生産者の安定収入に貢献。子育てや介護と仕事を両立しやすい職場環境づくりにも取り組み、「素敵にたかまつ女性活躍企業」などの認定を受けている。
受賞式には池田豊人知事をはじめ、受賞企業の代表者が出席する中、各社の取り組みが紹介されるとともに、池田知事より認定証が手渡された。

池田知事は「地元の産業を活性化させることが人口の定着等にも繋がると考えており、今後も各産業の牽引役として前進してほしい」と挨拶。
県では、これら企業の先進事例を広く発信することで、県内中小企業の成長意欲を高め、地域経済の活性化につなげたいとしている。










