文化庁は、国内の多様な食文化の継承・振興への機運醸成を目的に、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を「100年続く食文化『100年フード』」と名付け、同庁とともに継承していく取り組みを推進している。

これまでに300件の食文化が認定され、取り組みは全国に広がっている。2025年度の募集では、応募のあった29件が追加認定され、「未来の100年フード部門〜目指せ100年!〜」にNPO法人小豆島オリーブ協会の「オリーブ新漬け」が選ばれた。

小豆島オリーブ協会の塩田洋介理事長は認定を受け「ちょうどタイミング良く、当社(ヤマサン醤油(株))でもオリーブの新漬けの長期保存に成功したところです。これまでは瓶詰めして常温で半年の賞味期限でしたが、当社では醤油製造業として培ってきた殺菌のノウハウを生かし、新漬けを半年間タンクに入れたまま保存できるようになりました。そこから瓶詰めすることで、さらに半年の賞味期限が確保できます。通年で通信販売などにも活用できるようになります。100年フード認定とともに、小豆島の味に新しい風を起こしていきたいと考えています」と語った。

小豆島では、オリーブの栽培から採油、製造販売までを手がける事業者も多い。今回の取り組みは、醤油製造事業者ならではの発想によって実現した長期保存の可能性を示すものであり、小豆島のオリーブ産業に新たな展望をもたらすものとして注目されている。










