香川県はこのほど、県庁本館で香川短期大学との「健康寿命の延伸に向けた連携協定」締結式を開催。
県内唯一の栄養士養成校である同大学と連携することで、食と栄養を軸とした地域の健康づくり体制の強化を図る。
締結式には香川短期大学の加野芳正学長、齊藤栄嗣副学長、次田一代食物栄養学科長、牧野義雄地域交流センター長が出席。香川県からは池田豊人知事、長尾英司健康福祉部長らが出席し、協定書に署名した。

香川県では2024年から、野菜摂取量や骨密度の測定を通じて自身の健康状態を把握する機会を創出し、健康意識の向上を図る取り組みを進めてきた。
今回の協定はその次の段階として、健康行動の実践や習慣化につながる具体的な仕組みづくりを産学連携で進めることが目的だ。
協定では、ライフステージや健康課題に応じた食育の推進に取り組む。子どもから高齢者まで各世代に適した推奨メニューの開発を進めるほか、骨粗しょう症や高血圧といった健康課題に対応したメニューの提案もおこなっていく。
開発したメニューは広く情報発信し、県民の食生活改善を促すほか、食育SATシステムや野菜摂取量測定器などを活用した栄養指導も展開していく。
加えて、地域に根差した健康づくり体制の構築や県産農水産物の利用促進にも取り組む。 地場食材を活用したレシピ集を作成し普及を図るとともに、香川県の伝統的な食文化の継承に向けた啓発活動を進める。
このほか、栄養士など専門人材の育成や確保、県民の健康づくり推進に関する施策でも連携を深めていく方針だ。
池田知事は「本協定の締結を契機に、県民の食習慣を見直すきっかけにつなげていきたい」と挨拶。
加野学長は「これまで培ってきた知識・技能を本協定に活かすことで、安心して暮らせる地域社会に一助したい」と意気込みは十分。
食育を軸とした産学連携のモデルとして、県内の健康寿命延伸に向けた取り組みを一段と前進させる契機となりそうだ。










