豪州派遣の高校生が貴重な体験を報告
公益財団法人香川銀行青少年育成支援財団は8月26日、香川銀行本店で「令和8年度オーストラリア・タスマニア州への高校生派遣団帰国報告会」を開催。 7月29日から8月10日までの13日間、タスマニア州ホバートに派遣された高校生5人が、現地での体験や交流を通じて学んだことを報告した。

有木 浩理事長は「戸惑いと不安のなか出発し、それを乗り越えて、晴れやかな自信に満ちた表情で帰国した」と5人の成長を振り返り、「この経験を糧に、将来の夢に向かって進んでほしい」と期待を寄せた。 今回の派遣には県内の高校に通う2年生5人が参加。現地ではHobart Collegeの授業に参加したほか、市役所を訪問し、現地の高校生とも交流した。 書道や折り紙など日本文化や香川県の魅力を紹介する機会もあり、学校生活や日常の交流を通じて、異なる文化や価値観に触れた。また、タスマニアの歴史や豊かな自然にも触れ、現地への理解を深めた。

報告会では、「自然と建築」「環境とインフラ」「医療制度」など、各々が掲げたテーマについて発表した。 団長を務めた丸亀支店の中井玄貴さんは今回の派遣を「多角的な視点と国際的視野を養うことができた」と総括。現地で得た多文化共生への知見や国際的な視野について、「参加した団員の財産、思い出に留めるものではない」とし、「主体的に挑戦する姿勢を日々の学業や生活に生かし、身近な人たちへ海外の風を伝えてほしい」と呼びかけた。さらに、「将来、この経験を大きな原動力に、グローバルな視野を持ちながら、故郷香川、ひいてはこれからの日本を支え、多様な人々をつなぐ架け橋となる存在へ成長して欲しい」と語った。
同財団は1989年に設立され、タスマニア州への高校生派遣のほか、同州からの高校生招致や英語スピーチコンテストなどを通じて青少年の育成に取り組んでいる。高校生の海外派遣は今回で32回目。これまでに高校生177人、引率者64人の計241人を派遣してきた。 海外体験で得た気づきや自信を、日々の生活や将来の挑戦へ。5人の経験が周囲へと広がり、地域や国際社会をつなぐ力となることが期待される。









