【香川の魅力を発信】令和3年度の知事表彰行われる「かがわ21世紀大賞」 

香川県では8月4日に、令和3年度の「かがわ21世紀大賞」の表彰式を開催した。
かがわ21世紀大賞は、香川県のイメージアップやにぎわいづくりなど県政の推進に特に功労のあった方を表彰するもので、今回は1名1団体が選ばれた。

千葉由希子(ちば ゆきこ)氏(51歳)

香川県高松市の出身、2018年10月から、「夢と美を楽しむ」がコンセプトの月刊誌「家庭画報」15代目編集長として活躍。同誌は2017年度から、香川漆芸と海外のハイブランドとのコラボを実現し、誌上で特集企画を組んでおり、この企画が香川漆芸のイメージアップにつながり、新たな作品制作の提案などを受けている。

2021年4月号では、長年パリを拠点に活躍し、昨年10月に逝去された世界的なデザイナー髙田賢三氏の最後の作品として、人間国宝(香川県文化功労者)の山下義人氏の監修で、香川漆芸作家ら4名とともに、重箱とプレートセットを完成させるコラボ企画を実施するなど、コロナ禍においても、香川県の魅力を新たな視点で見いだし、その魅力を全国に発信することに大いに貢献いただいている。

香川県立善通寺第一高等学校デザイン科 

1期生から10年以上、専門教科の一つである課題研究において地域連携に取り組んでいる。
2021年度には、善通寺市の「黒板アートによる町おこし」に、作品を応募したところ、可動式黒板を引いて街中に出かけ、「描く・消す」の行為をしながら写真撮影をする作業行動自体が「黒板アート」のPR活動になるとして、多くのメディアに取り上げられた。国際コンテストである「ニューヨークフェスティバル2020広告賞学生部門」でもファイナリストに選ばれるなど、その活動は、地域の活性化やイメージアップに大いに貢献。平成19年に善通寺西高校デザイン科を統合して誕生。

善通寺駅を描いた黒板アート

今回は、千葉由希子氏に対する表彰式を実施。千葉氏は、新型コロナウイルス感染拡大により、帰県がかなわなかったため、東京事務所からオンラインで実施した。
表彰後に、千葉氏より「香川漆芸と海外のハイブランドとのコラボ企画という機会をいただけたことで、故郷との縁が深く強くなったことを光栄に感じている。また、2020年11月で四国特集を組んだ際は、売れ行きが好調だったので、今後は香川県を特集するような企画も考えていきたい。」とのコメントもあり、香川県の魅力が「家庭画報」を通じて、さらに広がっていくことが予感されるものとなった。なお善通寺第一高等学校デザイン科の表彰式は、7月16日に実施済み。

オンラインで千葉氏と談笑する浜田知事

 

 

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