【瀬戸内国際芸術祭2022】11月9日に東京でも企画発表会で披露  “ 行ってよし、来られてよしを目指して”。

来春4月から開催予定の瀬戸内国際芸術祭2022の参加作家、前売りチケット等の発表が、11月9日に日本橋ホールで行われる予定。それに先だって、10月29日に、レクザムホールで実行委員会の第29回総会が開催され関係者45名が出席した。

開会に際して、浜田恵造香川県知事から、新型コロナウイルス感染症は、一定の落ち着きを見せているものの防止対策を徹底し、地域住民と来訪者の安心安全の対策を整えている、11月9日からは、デジタルパスポートも新しく登場し、広報が本格化すると語った。

主な議題は第1号議案の瀬戸内国際芸術祭2022企画発表回について、第2号議案の瀬戸内国際芸術祭2022に係る新型コロナウイルス感染症対策に関する権限の委任について。 後者の議案については、本部会議に委任することで承諾された。

企画発表については、瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏が各島での主な動きを発表し、今回は島嶼部だけでなく各地域の魅力も自治体、行政と共に誘客に努めると話した。

また、参加アーティストは、これまで参加して瀬戸内、瀬戸内海の状況を知るアーティストが、リモートでも作品設置までに関われるよう進めるほか、新しく参加する国内及び海外の作家など、現時点で約100名が作品制作に関わるという。世界中から期待が高まった前回の瀬戸内国際芸術祭2019と規模はほぼ同じと話している。

直島では、今年登場した資料館、2つの新施設。豊島はパフォーマンス中心に、女木島、男木島ではワークショップや新作品、小豆島では、新作、既存作品の充実に、東海岸に位置するFUKUTAKE HOUSEと寒霞渓山頂を山頂に作品を設置することで人の流れを生み出すなどの企画、大島では子供のサマーキャンプの重要な活動拠点としての展開、坂出市は沙弥島のほか大越地区に手を入れる、本島では石中心のアーティスト招聘、丸亀城付近との連携、高見島は多度津町の古い町並みを見せる、粟島ではタラ号と日比野克彦氏が活動を進めている、伊吹島の体育館を使用するほか、夜の街歩きも計画中、高松市では屋島山頂施設、四国村がアーティストの関わりを持つ、宇野港でも回遊や宿泊、食の展開を考えている。

このほかにも、企業、学校に向けたスタディツアーを計画しており、既に問い合わせが来ているという。新型コロナウイルス感染症の状況により、柔軟にオンラインとの併用も準備しているが、基本的には島の人との出会いをメインに行われる予定。

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