コロナ禍の中でも“アフターコロナ”を見据え新設ホテルの建設相次ぐ高松市。対するホテル川六は?

ホテルリブマックス建設現場   

 コンフォートホテル建設現場

2019年までの高松市はインバウンド観光客が多く訪れる国際観光都市への変貌の最中であった。それが2020年、中国武漢で発生したコロナウイルスが世界を席巻、日本の観光地も景色が一変してしまった。

世界最大級の旅行プラットフォーム「Tripadvisor(トリップアドバイザー)」が、昨年2月に発表した「2020トラベラーズチョイスアワード」の観光地ランキング。世界の中で単に“人気の観光地”だけでなく、昨年から過去1年間で旅行者からの口コミや評価が急上昇した“注目の観光地”と、一部の旅行者にお気に入りの観光地として「旅リスト」に保存され、これから人気が高まると予想される“今後注目の観光地”の2つのカテゴリーが加わった。その第17位に選ばれたのが「高松市」

昨年、一躍世界中を旅する先端の観光客がワッと訪れたであろう日本の地方都市が観光都市へと変貌を遂げる直前に泡と消えてしまったインバウンド。玄関口となる髙松空港でも2018年の空港民営化を機に国際化への歩みを更に進めるべく空港セールスを重ねていた。アジア4都市と結ばれた航空路線は、デイリー運航を行う航空会社も現れ更なる新規路線開設も目の前。

そんな街をホテル業界もほっておく訳がなく、次々とホテル計画が動いていて、急に止めようと思っても直ぐに出来る訳ではない。今は早くコロナ禍が収束して再び観光客が何の心配もなく訪れる街に戻ってくれることを祈るしかない。

「コンフォートホテル高松プロジェクト」高松市中新町交差点角、旧GS跡地に現在建設中  2022年春頃開業予定

「ホテルリブマックス高松駅前」(仮称)高松市錦町県庁通り西側筋 2021年5月開業予定

「東横インホテル高松駅前」(仮称)JR高松駅近くで2棟を建設中

コンフォートホテルは世界的に展開する中級ビジネスホテルのブランドで国際チェーンの高松進出は初となる。国際会議やMICEなどの誘致に武器となるであろう。

商店街で以前は空き店舗が会った場所を全て買収して現在工事が進んでいる

対する地元勢はホテル川六グループが現在、本館を建て替え片原町商店街まで敷地を拡げることで。地上13階建ての大浴場を備えた新ホテルが来年夏には完成する。それによって高松市の川六のホテルは全4館体制となり、600室を超える巨大なビジネスホテルが誕生することになる。

ホテル川六 エルステージ 140室、禁煙館 106室、エクストールイン高松 162室

建て替え工事中の本館 39室 → 200室超  =  608室超

上記新設・増設ホテルを合わせると、高松市のホテル市場に700室は新たに増える計算となる。東横インホテルは以前、高松市中新町の旧京王プラザホテル跡に居抜きで出店していたものを老朽化から閉店。これが約250室あったのでその減った分を高松駅前で新たに作るような計算となる。

 

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