【セミナーリポート】新規就農者等を対象とした セミナーが開催された  香川県

令和4年度 経営発展支援セミナー「スタートアップ農業者の心構え」が、このほど香川県農業協同組合一宮別館(高松市一宮町)にて開催された。

主催は、香川県農業協同組合・香川県信用農業協同組合連合会・農林中央金庫高松支店・全国共済農業協同組合連合会香川県本部。

当日、会場には新規就農者や関係機関・団体等約50人が出席。

開会に先立ちJA香川の陶山幸弘常務は「皆様の立場に立ちながら、セミナーや意見交換を通じ、今後の農業経営の一助を担っていきたい」と挨拶。

セミナーには(合)マネジメント・プラス(宇多津町)代表社員の川上 実氏を講師に招き、新規就農時に陥りやすいポイントと安定的な経営に導くためのヒントを解説。

川上氏は1983年大学卒業後、㈱絵里奈に入社、京都アバンティ支店長を勤めたのち、1997年㈱ビッグバンに入社し、取締役部長に就任。

2002年にマネジメント・プラスを創業、2020年合同会社マネジメント・プラス設立。かがわ産業支援財団専門コーディネーター、香川県よろず支援拠点コーディネーター」、香川県商工会連合会エキスパート、中小企業基盤整備機構経営支援アドバイザー等を務める。

川上氏は「事業を〝金〟と〝顧客〟の2つの要素に突き詰められ、事業を立ち上げるために金が必要で、既存顧客を維持し、新規顧客を獲得するためも金が必要」と述べ、どのようなタイプの事業であっても〝財務〟と〝マーケティング〟が企業の2大活躍だと解説。

また、「顧客、社会への使命感・貢献意欲を持たなければ事業は長続きしない」とし、目標を設定利、アクションプランを立てること、向上心を持ち問題意識(売上利益)を高めることの大切さなどを伝えた。  その後、先輩就農者の体験に基づくアドバイス、グループディスカッションが開催され、栽培技術や経営者としての資金繰りについて触れる貴重な機会となった。

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