【香川県高松市国分寺町】JA香川県盆栽の郷で映画の撮影 クライマックス迎える

 香川が世界に誇る盆栽。

その盆栽作りが盛んな高松市国分寺町を舞台にした映画「盆栽ラップソディー」のクライマックスシーンの撮影が10月中旬JA香川県高松盆栽の郷(国分寺町国分353-1)でおこなわれた。

 同映画は、香川県出身のシナリオライター鵜川京子さんが、令和3年度のさぬき映画祭シナリオコンクールで大賞を受賞し映画化が決定した作品で、26歳の主人公の女性、自称ヘタレの楓が盆栽のイベントの開催を通して、様々な人とのつながりや心の中の成長を描くストーリー。7月下旬から撮影が始まり、オール香川ロケでおこなわれた。

 この日、盆栽の郷では、家族とのやりとりのシーンや雨のシーンなど、映画の重要なシーンの撮影がおこなわれ、監督の指示を受けながら、主演女優の吉田愛美(あいみ)さんや同映画に出演する俳優陣らがリラックスしながらも真剣に撮影に臨んでいた。

 また、現場には、鵜川さんも訪れ、自分が書いたものが映像化されるのは不思議な感じですねなどと話しながら撮影を見守っていた。

 武田龍八(たつや)監督は「素敵なスタッフと頼もしいキャスト、地域の支援に支えられて、とてもあたたかい香川らしい高松らしい空気が伝わる映像が撮れました。映画の完成が私自身もすごく楽しみです。ぜひご覧頂いて色んな感想をいただければ嬉しいです」と話していた。

 撮影場所を提供したJA香川県 高松盆栽の郷の亀山孝一郎所長は「盆栽が取り上げられるのは珍しく喜ばしいので、協力できてありがたい。盆栽は、維持や管理などが本当に大変なので、そうした生産現場の様子などが伝わったら嬉しい」と話していた。

 同映画は、11月中には撮影を終了する予定で、来年2月のさぬき映画祭2024で初上映される予定。ストーリーはもちろん、どんな香川県が映っているのか楽しみだ。

↑撮影風景:俳優らにイメージを伝える武田監督

↑撮影風景:撮影後、演技などを確認する監督と俳優陣。

右端の緑のはっぴ姿の女性が、主演の吉田愛美さん。

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