インテリアショップ「CONNECT」(香川県丸亀市綾歌町富熊440-1)代表の高木智仁さんは、愛着を持って永く使えるものを選んでほしいという思いから、北欧の家具に辿り着いた。北欧のブランド(ルイスポールセン、フリッツ・ハンセン、カール・ハンセン&サンなど)を中心に、照明や家具、インテリア雑貨などを扱っている。現在、オンラインショップをメインとして販売を行っている。
“シンプルで心地よい暮らしを提案する”をコンセプトに、インテリアの情報発信とWEBでの販売、リノベや新築のプロデュース、丸亀市本島のカフェ「Honjima Stand」の運営など幅広い活動を行っている。
「日本人の暮らしが、豊かにならない理由のひとつは、インテリアに対して間違った考え方が浸透しているからです。
毎日使うモノなのに安い家具を購入して、すぐに買い換えるのは、単なる消費の繰り返しだと思います。その価値観を変えていくために、オンラインショップでの情報発信に力を注いでいます」。
また、高木さんがインテリアを学んだデンマークは、冬になると日照時間が短く、室内で過ごす時間が長いため家での暮らしをより豊かにする考えが定着している。さらに、合理的な考え方が身についているため、できるだけ長く使えるモノを選択して購入するそうだ。
「北欧家具は、イニシャルコストは高いけれど、50年の時を経ても価格が落ちないので、資産価値があります。
インテリアを選ぶ時は、素材や心地よさ、耐久性、そして美しいと思えるかどうかを基準にしてほしいです」。
ハンス・J・ウェグナーのYチェアや、アルネ・ヤコブセンのセブンチェアなど、北欧の名作チェアをひとつ取っても、洗練された美しい佇まいがシンプルで心地よい空間を作り出すという。
「オンラインは圧倒的に関東のお客様が多いです。東京にはインテリアショップが点在していますが、家を建てて、いざインテリアを揃えようとすると、照明、ダイニングテーブル、ソファーなど、それぞれ場所を移動しないと実物を観ることができないような状況です」.
インテリアを相談できる場所も意外と少ない。CONNECTは、東京・外苑前にブランチオフィスを構え、岡山・天満屋に「Premium Living Gallery」、そして今年6月に、松山と札幌に、ショールームをオープンさせた。
「オンラインショップには、素材やブランド・デザイナーの情報、製品の時代背景などの商品情報だけでなく、実際に目の前にあるからこそ伝えられる使い勝手、触り心地を徹底的に調べた上で載せています」。
北欧インテリアや暮らしのヒントとなる情報は、インスタグラム(@connect_jp)でも発信している。
CONNECT https://www.connect-d.com ※ショールーム見学は完全予約制 0877-86-1244 電話受付:月~金 11時~15時