2023年9月に香川県で初となるコミュニティ財団として設立された「たかまつ讃岐てらす財団(高松市番町 大美光代代表理事)」は、今年8月1日に公益財団法人化した。これにより、法人による同財団への寄付は、損金算入可能な枠が広がり税制上の優遇対象となり、個人での寄付も税額控除制度が適用される。また、遺贈寄付も相続税の非課税財産となる。また、同財団事務局の初代事務局長には澤田みのり氏が就任した。
NPO法人や市民活動など、個人、団体が様々な地域課題に向かい合っている。多くの現場を目にしてきた大美代表理事は「周りからはスピーディーにここまで来たと言われるが、現場での声を聞いていると、課題と向き合っている人達の活動を遅れさせてはいけないという気持ちになる。後方支援団体として、応援して貰いやすい仕組み作りを急がなければという想いがあった。決してプレッシャーをかけられたのではなく、地域課題を多くの人に知って貰い、活動している方々のわくわく感を伝えたい」と公益財団法人化について話す。 コミュニティ財団としては、約10ヶ月で19団体や教育現場での活動に対し、総額約150万円の助成を実施してきた。
公益財団となって初の寄付は、Foyer Group((株)つねや・(株)フォワイエ 高松市 高田明彦社長)から「てらす基金」への寄付が決定しているほか、複数社から申し出が既にあるという。今後も個人、法人ともに社会の一員として貢献しやすい寄付文化の醸成に努めていく。
たかまつ讃岐てらす財団の詳細、寄付方法はこちらからhttps://sanuki-tellus.jp/