日本のDAO法人設立の先駆けとして知られる共創DAO合同会社(香川県高松市)は、四国各地のリーダーと連携し、地域創生を目的とした大規模イベント「NEO四国88祭」を、2024年11月30日(土)~12月31日(火)に開催。DAO、Web3、ブロックチェーン技術を活用した地域活性化の新たなユースケースとして、注目を集めている。
《四国全体が舞台、地域創生の新たな形》
「NEO四国88祭」は、四国4県の地域リーダーたちが集結し、それぞれの地域の魅力を最大限に活かした体験型プログラムを提供するイベント。参加者は、地域の人々との交流を通して、四国の豊かな自然、文化、歴史に触れ、「こころふるえる」感動体験を得ることができる。
第一弾となる今回は、プレイベントとして位置づけ、2025年初夏の開催を予定している本イベントに向けたプロトタイプと捉えている。
なお、本イベントは全国30地域以上で地域の特色を観光資源とした「おんぱく」を実施し、成功を収めているNPO法人ORGANのメソッドを活用しながら行う。
《行政、企業、地域住民を巻き込む、DAOによる新たな共創関係の構築》
共創DAOは、本イベントを通じ、行政、企業、地域住民を巻き込んだDAO型の新たな共創関係を構築していく。
すでに、ことでんグループ、NTT西日本香川支社、琴平バス、穴吹カレッジグループなどの民間企業、香川県高松市・徳島県吉野川市などの行政機関と連携、DAOによる共創関係を開始している。
将来的には、88名を超える地域リーダーを筆頭に、より多くのステークホルダーを巻き込み、DAOによる意思決定のもと、四国全体の活性化に貢献できる持続可能なイベント運営を目指す。
《Cardanoブロックチェーンを活用した地域トークン通過システムの実証実験》
2025年に予定されている同イベントでは、共創DAOが開発したCardanoブロックチェーンを活用した地域トークンシステムの実証実験を、吉野川市の町おこし事業者(地域活性化に取り組む事業者)と連携し実施する予定。
来場者や地域住民は、地域の課題解決に貢献することでトークンを獲得できるほか、 来場者や地域住民の地域の関わり方に応じてDIDにVC(Verifiable Credentials)が付与される。
これにより、地域貢献に対するインセンティブ設計が可能となり、地域経済の活性化と持続可能な地域社会の実現を目指す。
《グローバルな資金1.4億円の調達実現。Cardano助成金制度の活用》
共創DAOは、本プロジェクトの実現に向け、グローバルパブリックレイヤーワンブロックチェーンであるCardano財団が運営する助成金制度に応募し、見事採択された。
獲得した助成金は当時のレートで約1.4億円にのぼり、FCバルセロナなど名だたる競合を抑えての採択は、国内外から大きな注目を集めた。
調達した資金は、イベント運営費、アプリケーション開発費、実証実験費などに充当され行政や地域のリーダーたちに金銭的負担がかからない形での取り組みを可能にしている。
[NEO四国88祭 開催概要]
イベント名:NEO四国88祭(ねおしこくはちじゅうはちまつり)
開催期間:2024年11月30日(土)~12月31日(火)
会場:四国4県各地
参加方法:公式ウェブサイトよりお申し込み (11月1日(金)12:00予約受付開始)
公式ウェブサイト:https://neoshikoku88.io/
主催:共創DAO合同会社
運営:NEO四国88祭事務局
お問い合わせ:一般社団法人ネイテック吉野川
TEL:070-8583-2534
メールアドレス: info@neoshikoku88.io