四国フェリー(高松市 堀川満弘社長)グループの新造船『第三しようどしま丸』が、10月11日より小豆島フェリーが運航する高松・土庄航路に就航している。
新船建造は「地元に貢献したい」という四国フェリーの声に応え、四国ドック(高松市朝日町)が担当。四国ドックの内航フェリー建造は、1979年引渡の「第75玉高丸」(四国フェリーグループ)以来で、実に45年ぶりとなった。
今年5月、四国ドックで命名・進水式を執り行い、同所で内装等の艤装工事を進めていた。
新船は、瀬戸内海が世界的に注目されインバウンドも増えているなか、来年の大阪・関西万博、瀬戸芸に合わせ計画したもの。1300トン型旅客フェリーで全長72m、幅15m、深さ4m。最大旅客人数490名でリクライニングシート、ボックス席、女性優先席、カーペット座席などを配置。搭載車両台数は乗用車約40台、バス10台。
『第三しようどしま丸』は、今年実写映画化もされた小豆島が舞台のアニメ「からかい上手の髙木さん」のラッピングフェリー。船内の窓やテーブルなどあちらこちらに主人公の西片、ヒロイン髙木さんのイラストが描かれている。
アニメや映画の舞台を訪ねる聖地巡礼は変わらず人気で、『第三しようどしま丸』も話題となりそう。
高松〜土庄航路のフェリーは、第三しようどしま丸、第一しようどしま丸、しようどしま丸の3隻で運航。『第三しようどしま丸』の運航は高松港発7時20分、10時、12時45分、16時10分、18時50分。土庄港発は8時35分、11月25分、14時45 分、17時30分、20時10分となる。