【香川一号店】高齢者の困り事作業代行 「まごころサポート」が高松市にオープン

自宅の重いものの移動など、高齢者が困る作業を代行する「まごころサポート 高松人生百年サポート店」(高松市丸の内9-8 十川美加代表取締役)が、この春オープンした。

同社は全国にフランチャイズ展開する「まごころサポート」の高松1号店。四国内では既に、他社運営の店舗が徳島県で営業している。

店の従業員である「コンシェルジュ」は、依頼してきた高齢者宅で20分500円からのサービス料で作業を代行する。既存の「便利屋」との違いは、依頼された作業だけでなく、生活の様子を見たり、話し相手としての役割を担う点。定期訪問などもおこない、高齢者の様々な困りごとの総合的なサポート役となることを目指す。

十川代表取締役はこれまで(一社)四国ライフエンディング協会の代表理事を務め、高齢者の相続や生前整理の相談に応じるなど、終活支援をおこなってきた。コロナ禍にあり、老人福祉施設などでの活動が難しい状況が続く中で、支援を続けるため に同社のフランチャイズ店をオープンし、高齢者宅でのサポートへと活動範囲を広げた。

4月からオープンし、2ヶ月間で約200件の利用があった。コンシェルジュは現在20人程度の登録があり、高松市内で活動している。今後は対象地域を県内全域に広げ、さらに事業規模を拡大していく予定だ。

「核家族化する前、昔は家族や近所の人が担っていた役割が不足している。『孫のこころ』のように『まごころ』を提供し、用事だけでなく、心の満足を届けていける存在になりたい」と十川代表は新規事業に込めた思いを話した。

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