新刊 知財部員のための特許権行使戦術 (共著)弁理士 山内康伸・弁理士 山内 伸

「企業が特許を取得し、その権利を経営に活かさなければいけない。そのノウハウ、スキルを1冊にまとめた」

今年5月、(一社)経済産業調査会から発刊された「知財部員のための特許権行使戦術」の著者 弁理士法人山内特許事務所(高松市寿町1-1-8 日本生命高松駅前ビル3階)弁理士 山内康伸氏は、執筆の狙いを話す。

2021年に、特許を取得するための指南書「裁判例に学ぶ特許権取得戦術」を執筆、経済産業調査会より出版しており、取得と活用という両面から特許権の実務書を完成させた。

「まだまだ企業経営において特許権に対する意識が低いところがある。しかし、事業規模に関わらず、経営者の考え方一つで、特許を上手に活かして成長している企業もある。特許権の啓蒙をしていきたい」(山内氏)

また、「特許の取得により、他社の無断使用を禁ずることができ、新規取引・自社市場の拡大、ライセンス収入獲得などメリットが生まれる。取得にコストと時間を費やしたとしても、活用することで資金を回収し、新たな研究開発への投資という好循環に繋がる。特許は、発明家のエジソンクラスの天才でなければ取得できないと、誤ったイメージをしている方もいる。普段より少し閃いたアイデアであれば可能性はある、積極的にトライして欲しい」と呼びかける。

特許に関わる世界で知識を持っておくべき裁判凡例を網羅。全国的にみてもこれほど細かくまとめた実務書は珍しい。

知財部員、技術系の社員はもとより、経営陣から中間管理職まで手に取ってもらいたい一冊。

同事務所の弁理士 山内 伸氏との共著。

525頁建て。

5,720円(税込)。

主要書店、Amazonほかネット書店で販売中。

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