【大学生と地域の連携教育】学生の発想をまちづくりに繋ぐ「チャレンジユニバーシティ」開催

(公社)高松青年会議所(谷口雄紀理事長 以下:高松JC)は県内の大学生を対象に「チャレンジユニバーシティ2021」を10月23日・24日に開催した。

「チャレンジユニバーシティ」は、地元企業、大学、地方公共団体との連携し、若者の成長と地域の発展を達成するために実施することを目的に2020年より取り組まれている。

大学生に人口減少や商店街の活性化などの地域の課題を発見し、その解決策を同JCメンバーや専門家、地域住民などが参加しながら検討し、最後に新たな政策の提言やにぎわい創出施策の提案などを発表するワークショップ型事業。

学生の視点での地域未来への考え方、リーダーシップやマネージメント能力等の育成を図りながら、地域活性化への一助に繋がると期待が寄せられている。

最終発表が行われた庵治漁業協同組合会議室には、大学生11人が参加。アドバイザーには、元(公社)日本青年会議所会頭の鎌田長明氏、元(公社)日本青年会議所理事長の松岡敬三氏、川畑 亮氏(東交トラベル㈱取締役社長)、地元漁業関係者等が足を運び、大西秀人市長がオンラインにて参加した。

プレゼンでは、県産品の「オリーブハマチ」を用いた観光客の誘致や物販、「むれ源平石あかりロード」をモチーフにした地域おこしなどが発表され、2日間を通じた学生の成長ぶりにアドバイザーからは称賛の声が上げられた。

大西秀人市長は「新型コロナウイルス感染症の蔓延により宿泊・飲食業にとって厳しい状況が続いている。観光客の方々にはぜひとも庵治町に足を運んで頂けるよう、本日発表されたプレゼンを参考にしながら観光施策を考えていきたい」と、アフターコロナに向けた地域おこしに意欲を見せた。

本事業を通じて谷口理事長は「人間の力とは〝知識×能力×訓練〟だと考えており、本事業を通じてJCメンバーも若い情熱や未来への希望を改めて実感できる貴重な機会となった。この度の経験は学生の皆様にとって大きな力となったと確信しており、今後も資格の取得やセミナー参加に取り組むことで、人生を楽しく過ごして頂きたい」と挨拶し、学生の代表者に修了証書を手渡した。

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