高松中央商店街、さぬき麺業兵庫町店の「さぬきうどん体験道場」

 1993年12月にオープンし30年あまり。本格さぬきうどんを提供するフルサービス店として、商店街で変わらぬ存在感を示すさぬき麺業兵庫町店。

 2年後には、創業100年を迎える老舗さぬき麺業㈱(高松市松並町 香川政明社長)の運営する旗艦店だ。

味は美味しくて当たり前、そこにフルサービス店ならではの、心を込めたおもてなしが加わる。

 今夏、団体客の受け入れを強化すべく、2階フロアをテーブル席を中心としたレイアウトにリニューアルした。

讃岐おでん、釜揚げいりこ天ぷら、骨付鶏ほか郷土メニューも充実しており、1・2階あわせて約100席という大型店は、10時30分から閉店時間の20時30分まで、市民のランチ需要から観光客まで、様々な客層のニーズに応えている。

 松並町の本社工場近くで営業する、さぬきうどんの歴史を学び、手打ち体験ができる、さぬきうどんの体験道場。この人気施設が、兵庫町店の3階にも今春誕生している。従来の宴会フロアをリニューアルしたものだ。

 

香川社長は「2025年は瀬戸芸、大阪・関西万博で、香川県に国内外からの多くの観光客が訪れ、サンポートエリアにはアリーナもオープンし賑わいが期待される。それを意識して、来年に向け少しずつ環境整備をしている状況だが、体験道場は予想以上の体験者が来ている」と手応えを口にする。

 台湾、香港、韓国など海外からの観光客が目立つが、国内の旅行者や学生サークルなど、家族やグループでの体験者も多いという。

兵庫町店の体験では、自作のうどん試食のほか、天ぷら盛り合わせ、おでん、フルーツなどをセットしたプランも用意されている。

3階スペースはまたゆとりがあり、いずれは体験道場の拡張を企図。現在は10時30分、14時、17時、19時の1日4回開始としているが、いずれは随時うどん道場が実施できるようにするという。

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