公渕森林公園(高松市東植田町)ショウブ園にてこのほど、県産認証ヒノキ材を使用したフェンスが整備され、これに合わせた完成記念式典がおこなわれた。
今回設置されたフェンスは、地場木造住宅メーカー大手の中庭住宅㈱(高松市木太町 中庭公明代表取締役)が、香川県に森林公園整備を目的とした寄附をおこない、この寄附金を活用して作成された。 旧フェンスにおいても、約15年前に同社が寄附しており、一部に老朽化が確認されたことを機に、耐久性・安全性に優れた県産ヒノキを使用した柵を設置する運びとなった。
フェンスは全長約60m。支柱を金属製にすることで耐久性をアップさせ、さらに部分改修も可能となったことから、長期に亘って使用する事ができるのが特徴。
式典には同社の中庭代表取締役、(公財)かがわ水と緑の財団の穴吹浩之専務理事、香川県環境森林部の久保幸司次長等が出席。
開会にあたり久保次長は「中庭代表取締役に感謝するとともに、来園される方々が安全にショウブを鑑賞していただける環境整備に努めたい」と謝辞を述べた。
中庭代表取締役は「約15年前に設置したフェンスと比べても、より持続可能な品質であると感じている。
小さな取り組みを積み重ねながら、全体的な環境の改善に繋げていきたい」と意欲を見せた。
その後、関係者等によるテープカットで完成を祝った。
同社は今年で創業30年目を迎え、現在2639棟の引き渡しを達成。
今後も地域から必要とされる企業となるために「ホスピタリティ精神で地場オンリーワンを目指そう!」のスローガンのもと、新型コロナウイルス感染症や原価高騰にも負けない経営に努めながら、〝本物の家づくり〟に真摯に取り組んでいく方針だ。