【香川県三豊市】新たなまちの交通会社”暮らしの交通社”が、地元事業者12社の共同出資によって誕生!

香川県三豊市にて新たに、地域交通事業者・地域事業者・関連事業者計12社の共同出資によって、「暮らしの交通株式会社」が設立した。代表には現役慶大生の田島颯が就任し、オンデマンド交通サービス”mobi”の地域導入を推進していく。

暮らしの交通株式会社(香川県三豊市仁尾町、田島颯社長)は、地域タクシー事業社、地元企業、地域関連企業、計12社が発起人となり設立された。
Community Mobility 株式会社(東京都目黒区、村瀨茂高社長)と連携し、人とまちが繋がりコミュニティが生まれる 「Community Mobility」をコンセプトとした AI シェアリングモビリティサービス『mobi』(https://travel.willer.co.jp/maas/mobi/ )を、

香川県三豊市の仁尾町・詫間町エリアから10月1日(土)よりサービスを開始している。

■民間主導で共助のプロジェクトが生まれ続けるまち、香川県三豊市が注目される訳

瀬戸内海に面した香川県三豊市は人口約6万人の閑静な街で、数年前までは観光客も多くない場所でした。それが4~5年程前、インスタグラム上で幻想的な写真が撮れると「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」が一躍有名になり、日本のみならず世界各国から年間約50万人の観光客が訪れるようになった。

他のローカルエリアと同じで、人口減少にともなうさまざまな課題の点在する自治体という特性は変わらず、それが近年では「共助」をキーワードに、民間主導で新しいプロジェクトが生まれ続けている街として注目をされている。
最近では地元企業含む18社が共同で出資し誕生した、〜地元がキャンパス・みんなが先生〜がコンセプトの市民大学「暮らしの大学」が誕生している。

現行の行政やこれまでの営利企業だけではカバーできない、教育、福祉、交通などを地元企業含む民間企業が協力しあい、新たな地域の選択肢を生む方法として、三豊市では「共助」の考え方が浸透しているのが大きな特色となっている。

■提供するサービスは、全国で導入地域拡大中のオンデマンド交通”mobi”

『mobi』は、生活圏内の移動において、これまでの徒歩や自転車、マイカーのちょいのりに代わる、新しいスタイルの「共有交通」である。お客様より乗降ポイントの変更・追加などをリクエストすることもでき、自分たちにあった利便性が高いサービスにしていくことができる画期的なサービス。まちのみんなが毎月定額を出し合うことで、自分たちの思い通りに動く運転手付きの車を複数台共有する感覚で利用できるものだ。定額料金のため経済的ストレスがなく、通勤通学、お子さまの送迎、買い物、家族でのお出かけなど、定期券感覚で家族みんなが自由で快適に移動でき、自分らしく生活できる。

◆mobiの特徴

1. 呼べばくる、新感覚の新しい地域交通
自分の時間に合わせて、エリア内に存在する170以上のスポットから迎え場所も行き場所も選べる、自由な移動を可能にする新しい地域交通。

2. 定額月額制で乗り放題
定額月額制なので、回数や頻度を気にせず、暮らしに合わせた利用方法をユーザー側で自由に選択可能。

3. アプリ一つで面倒な手続きを簡単に
アプリ内での簡単な操作で、乗降車の手続きが完結。子供からお年寄りまで簡単に利用が可能になる。

4. みんなで育てる、利便性が高まり続ける交通
乗降車スポットは月に2回更新。常にユーザーの暮らしに合わせてmobiが成長していく。初期は市内仁尾町・詫間町エリアからスタートし、順次拡大を予定。

<サービス内容>
・サービス提供エリア:詫間町・仁尾町エリア

・サービス提供時間:11:00~21:30

・料金:
●10月1日(土)~11月30日(水)
無償実証実験のため無料で利用いただけます。

●12月1日(木)以降
【定額乗り放題プラン(30日毎に更新)】
1人目6,000円/30日
同居家族は6人まで登録可能で、1人あたり1,000円/30日。
(家族3人でのご利用の場合、合計8,000円)
※最初の14日間は無料でお試しいただけ※お得なキャンペーンを実施中は、キャンペーン 内容に合わせて変更となる。

【学割定額乗り放題プラン(30日毎に更新)】
1人目3,000円/30日

【回数券プラン(当日限り有効)】
利用回数 6回なら2,500 円、 4回なら2,000円、2回なら1,000円

【ワンタイムプラン】
1回乗車毎に、500円

・利用方法:アプリまたは電話(mobiカスタマーセンター:050-2018-0107、営業時間:平日9:00~19:00/土日祝10:00~19:00)

・決済方法:
【定額乗り放題プラン】クレジットカード、銀行振込
【回数券プラン】クレジットカード
【ワンタイムプラン】クレジットカード、現金、PayPay
※クレジットカード、銀行振込はアプリ上でのお支払、現金およびPayPayは車内でのお支払となります。

<アプリ>

iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/willers-maas/id1471754821 

 

andoroid:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.willer.maasapp 

※このサービスは、運行が西讃観光株式会社、有限会社詫間交通、有限会社さくらタクシーが道路運送法21条の許可のもと行い、アプリサービスはCommunity Mobility株式会社が提供するというビジネスモデル。なお乗合運送許可期限は、2023年9月14日(木)まで。

■地域の交通会社の代表は現役慶大生

今回、暮らしの交通株式会社の代表を務めるのは、慶應大学総合政策学部在学中の田島颯。(※2022年9月30日現在)

代表プロフィール
1998年3月7日東京都江戸川区生まれ。
慶應義塾大学総合政策学部在学中 ※2022年9月30日現在。
高校卒業以降、「学びの関係人口を増やす」をテーマに、複数のNPOに所属・個人でも活動し、1,000人を超える高校生、15を超える全国の自治体・学校と連携しながら、探究学習の普及や教員研修、また働き方改革の推進に向けたICTの学校導入推進等を行ってきた。
現在は香川県三豊市在住で、教育委員会と共同でみとよ探究部を企画・運営を行っている。(三豊市教育センターアドバイザー就任)

代表就任経緯

今回、暮らしの交通を発足するにあたり、三豊の教育に携わっていた代表の田島が、これまで実践してきた教育現場での活動経験の中で感じた壁が交通の課題でした。多くの地方と同じように、三豊市では学校の統廃合や、学校を横断する形での地域部活への移行が進んでいます。その中で、課題となるのが、親御さんの送迎がないと、子供たちの移動がさらに制限され、選択肢へアクセスできない状況になっています。
送迎の課題=教育の課題と捉え、地域内における交通のあり方を試行錯誤しているタイミングでした。高齢者の免許返納後の移動にまつわる課題ももちろんながら、これまで目を当てられていなかった若者たちの移動についても焦点を当て、マイカー・タクシーなどの既存交通に加えた、新しい交通の選択肢を提供したいと考え、代表に就任することを決意しました。

【暮らしの交通株式会社 出資・構成メンバー 一覧 ※50音順】
■株式会社イマガワ(本社・香川県三豊市仁尾町)
スーパーマーケット
■株式会社umari(本社・東京都目黒区上目黒)
プロデュース業
■株式会社喜田建材(本社・香川県三豊市詫間町)
建材業・不動産業
■有限会社さくらタクシー(本社・香川県三豊市三野町)
タクシー業
■西讃観光株式会社(本社・香川県観音寺市植田町)
バス、タクシー、観光業
■株式会社菅組
建設業
■瀬戸内うどんカンパニー株式会社(本社・香川県三豊市詫間町)
プロデュース業
■瀬戸内ワークス株式会社(本社・香川県三豊市豊中町)
プロデュース、宿泊業、旅行業
■有限会社詫間交通(本社・香川県三豊市詫間町)
タクシー業
■東邦レオ株式会社(本社・大阪府大阪市中央区)
建設業
■合同会社Fizm(本社・香川県三豊市仁尾町)
撮影・編集業
■株式会社モクラス(本社・香川県三豊市詫間町)
建材加工業

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