【香川大学発「香大農R-1」ぶどう使用】香川県さぬき市 『さぬきワイナリー』 絞りたて今年の新酒 ・発売解禁!

さぬき市の大串半島にある、さぬき市の第3セクターが運営する四国で初めて設立されたワイナリー、さぬきワイナリー(㈱さぬき市SA公社 大山茂樹さぬき市長)で、先週(11/18)、今年も香川大学がワイン用に開発したぶどうを使ったワインの新酒などが発売解禁となった。

 今年の新酒は、「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ2023」。ソヴァジョーヌ・サヴルーズは、香川大学がワイン用に開発したぶどう「香大農R-1」を使った日本で唯一のワインで、同ワイナリーでも毎年一番人気だ。香大農R-1は、一般的なぶどうに比べてポリフェノールとアントシアニンが2倍以上含まれている。

 ことしは、9月下旬にさぬき市志度にある自社の圃場などで収穫したものを、タンクで1か月ほど発酵・熟成させた。今年の夏は猛暑だったものの、暑さに強い品種であるため、大きな影響はなく、ぶどうの出来も良かったことから、昨年に比べてもよりまろやかで飲みやすく仕上がっているとのこと。例年通りの7000本が用意されている。

 また、今年は、四国では珍しい「海底熟成ワイン」なるものも初めて発売となった。(写真右端が海底熟成ワイン)。

これは、昨年のソヴァジョーヌ・サヴルーズを、約1年間、沖縄の海底約20メートルにコンテナごと鎮めて海底で熟成させたもので、同ワイナリー初の試み。スペインやフランスでも注目されている熟成方法とのことで、海底での波のゆれや気圧などがワインに影響を与え、芳醇な味わいになるという。また、ボトルの表面には貝などが付着し部分的に白くなっているものもあり、ロマン溢れる雰囲気にワクワクする。

 さて、気になる中身はどう変化しているのか。同ワイナリーによると、”紫みの強い赤色が、紫色がとれて色味が落ち着き、香りや味はかなりまろやかになっていた”とのこと。気になる方はぜひ。数量限定で100本が用意されている。

 同ワイナリーの松本 朋弥 副工場長は「今年はぶどうの出来も良かったので、まろやかで飲みやすいワインができています。香川大学のぶどうを原料にした、日本で唯一のワインなのでぜひ1度試しに飲んでいただけたらと思います。また、海底熟成ワインは新しい挑戦です。反響があれば続けていきたい」と話していた。

 🍷解禁となったワイン▼赤ワイン:「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ2023」750㎖・2750円(税込)▼海底熟成ワイン:「2022ソヴァジョーヌ・サヴルーズ海底熟成ワイン 芳しき野生の乙女」・720㎖・15000円(税込)▼その他、今年の白ワインももちろんある:新酒の白2023・750㎖・1760円(税込)

 ワインのおいしい季節が始まった。ワイン好きはぜひ!

・写真は、解禁の3商品。

左から、今年の赤・白と海底熟成ワイン。

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