【高松商業高校】企業とコラボした高校生達による商品開発で新商品を実発売、 香川の魅力PRを実地で学習。

高松商業高校の生徒等が「さぬきひめの雫」に関わる活動と学びについての報告を10月23日、香川県教育委員会にておこなった。

同校英語実務科では、「香川の魅力を発信するには?」という課題に取り組む中で、ツジセイ製菓㈱の協力のもと、リサーチや企画会議を重ねながら、「さぬきひめの雫(いちごゴーフレット/680円)」を7月に発売。

9月には、栗林公園のかがわ物産館 栗林庵で商品のプレゼンテーションをおこない、10月より栗林庵や高松空港、同社直営店等でも販売を開始している。

利益の一部を高松子ども食堂ネットワークへの寄附を目標に掲げており、年間一万箱の売り上げを目指していく。

同日、香川県教育委員会(天神前分庁舎)の教育長室にて、山本主税校長と指導者の大澤美由氏、開発に関わった3年生の荒本咲蘭さん、池田理那さん、大嶌来実さん、川西里奈さんと、ツジセイ製菓営業部の大住怜央氏等が出席し、これまでの活動や探求活動で得た成果や学びを同委員会の淀谷圭三郎教育長に報告した。

生徒による活動成果の報告では、香川のお土産としてどのような味と、パッケージデザイン等がふさわしいのかを決めるためにアンケートを実施したこと、また、津田の松原SAと道の駅滝宮での先行販売に努めたことなどを発表。

活動を通じて生徒からは「香川の魅力を全国へ発信するために、大学では地域貢献等について学び、香川の観光に関する仕事に就きたい」

「活動を通じて身についた積極性を活かして、将来に向けて様々な活動に取り組んでいきたい」と、内面的な成長が伺えた。

山本校長は「一般的な商業校とは異なる視点で香川県の魅力を発掘しながら、企業との繋がりや、生徒達の柔軟な発想力・将来の可能性に結びつけて頂ければ幸い」と述べた。

淀谷教育長は「様々な人のことを想像しながら商品開発に取り組んだように、これからも想像力を大切にしながら、大学進学や社会生活に向けて、今回の経験を活かしてほしい」と激励の言葉をかけた。

今回の活動を通じて、郷土愛、発信力の大切さ、他の活動にも良い影響をもたらしたことなど、生徒それぞれが成長を自覚する貴重な機会となった。今後の活動は、後輩に引き継いで継続していく。

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