県内の婚活サポートに努めるマリッジコミュニケーション(高松市 脇 光雄社長)は、四国初となる性的少数者(LGBTQなど)のパートナ探しを支援するサービスを開始した。
同サービスは、全国約80社の結婚相談所が加盟する「日本LGBTサポート協会」が運営。専門家による研修を受けたスタッフが各地域で相談所窓口となる。
四国では同社が窓口となり、プロの仲人が利用者と面談し、県内外の登録者から紹介する仕組みとなっており、不特定多数から個人情報が公開される心配がないことから、安心して登録することができる。
大手広告代理店電通が2020年に全国6万人(20〜59歳)を対象に行った調査では、11人に一人程度の八・九%が性的少数者に該当すると回答。
また、その傾向に対して県内では高松市、東かがわ市、三豊市、土庄町、小豆島町は、お互いを人生のパートナーとし、相互の協力により継続的な共同生活を行い又は行うことを宣誓した性的少数者のカップルに対し、市町が2人の関係を証明するパートナーシップ宣誓制度を導入している。
「結婚相談所の目的は、利用者様のお困りごとを解決することであり、多様性が認められる社会において多くの方に対応できることが重要。
一人で悩まず、頼れる場所があることを知って活用して頂きたい(脇社長)」
また、同社は5月に白鳥神社(東かがわ市)にて縁結び占いを実施。今後は田村神社(高松市)や高松市内の商店街での活動も予定している。
「新しい取り組みに挑戦しながら、より質の高いサービスを提供できるよう進化することで、地域に根ざした結婚相談所を目指していきたい」
と方向性を述べた。