中四国初のAI開発用GPU専用データセンター (株)ハイレゾ香川を開所

高松市に設置されたGPUデータセンター(株)ハイレゾ香川(志倉喜幸代 代表取締役)の開所式が12月19日にサンメッセホールに開催された。

(株)ハイレゾ(東京都新宿区 志倉喜幸代代表取締役)はGPUクラウドサービス「GPUSOTOBAN」運営する企業で主に機械学習、シミュレーション、CAD・BIMなどの分野で高度なGPUによる計算力を提供している。

これまでの経緯として、「AI開発用GPU専用データセンター」を設置するため、特別目的会社「ハイレゾ香川」を設立して準備を進め、4月19日に経済産業大臣が「特定重要物資供給確保計画」として認定。そして5月にハイレゾ香川による「AI開発用GPU専用データセンター」の立地協定が、香川県、高松市、綾上町で締結された。

すでに(株)ハイレゾ香川は12月1日よりNVIDIA H200を搭載した「AIスパコンクラウド」のサービスを開始している。

開所式には、香川県池田豊人知事、高松市大西秀人市長、長前田武俊綾川町長など来賓客と関係者ら約120名が参加した。

(株)ハイレゾ香川の志倉代表は、「本データセンターは、地方創生と日本のAI産業の発展に向けた、私たちの取り組みの中枢を担う重要な拠点。この設備は、計算専用のデータセンターであり、生成AIの登場とともに急激に需要が伸びた。なるべく早く日本に計算力を日本に整備することが求められていたが、他に類を見ないほどのスピードで開設できた」と関係者に感謝の意を述べた。

また、香川県池田豊人知事は、「先ほどデータセンターに設置されたサーバーも見学した。日本の地方創生の新しいモデルとなること、そして香川県にデータセンターができたことで、県の企業が生成AIを活用することへのアクセルになれれば」と期待を寄せた。

高松市大西秀人市長からは、「候補地の中から高松市を選んで頂いて感謝している。このデーターセンターが日本経済、世界の発展へとつながる。人材不足が問題だが、AIを活用して香川県の企業がワンランク水準をあげられるように補助したい」と豊富を語った。

 (株)ハイレゾ香川では、コストパフォーマンスの良いインフラ生産力を整備することが目標のひとつ。高松市デ―タセンターは、サーバー100台、床面積約987㎡、投資額約100億円。

2025年8月頃には綾川町の廃校を活用したGOP専用データセンターの開設も予定されている。

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