【香川県 JR高松駅ビル】 オープンから1周年。 周辺施設と連携し、街の発展に貢献したい 《高松オルネ》 

昨年3月22日に高松駅直結の商業施設として開館した高松オルネ

2月1日には、入館者数の累計が700万人を超えた。初年度の目標入館者数としていた700万人を、予定より2ヶ月早く達成したことになる。

また、あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)のこけら落としコンサートが開催された3月1日・2日、高松オルネは通常の土日の2割増しの売り上げとなった。館内BGM やウェルカムボードなどで歓迎ムードを演出した。

JR四国 ステーション開発(株)常務取締役・高松オルネ館長の原田宏樹氏を伺った。

△瀬戸内海をイメージした外観 「高感度・高品質」な商品で訴求。

私たちは高松オルネの運営会社として、開業前にしっかりとしたコンセプト、来場者数、売り上げ目標を計画しました。ターゲットは、高松駅の利用者、近隣の居住者、インバウンドで来県する方、30代〜50代の男女と設定しました。

現在の高松オルネの会員登録者の内訳は、県内の方が9割、そのうち高松市の方が7割、30代〜50代が7割で、ほぼ想定した範囲内で推移しています。高松駅の既存店(COM高松)に増築して開業したオルネは、入館者数の増加とともに売上高の大幅アップのほか、駅をご利用になられる方々の滞在時間向上にもつながっています。

△アリーナ客のニーズに対応

今年はアリーナのコンサートや徳島文理大学高松駅キャンパスの開校と、現状とは環境が大きく変化します。アリーナ効果で入館数の増加は期待できますが、コンサートによって客層も大きく異なりますので、ご出店者様とともに商品を手に取りお買い上げいただくために知恵を絞って接客・販売をおこなっていきたいと思っています。

また、弊社は北館1Fの四国全域の特産物を集めた「Shikoku meguru」も運営しており、いつ来ても楽しく、より魅力的なお店になるように、日々試行錯誤を繰り返しています。

高松オルネとしては、空き店舗がない状況ですが、「飲食」の分野がまだ弱い状況です。今後の課題として、将来のリニューアルの際には解決を図っていきたいと考えています。

今後にむけては、施設内の商品の充実、サービスの向上はもちろんですが、サンポート高松エリアにおいて、各施設との「連携」を重視して街全体を盛り上げていきたいです。その行動が結果として、高松オルネの発展にも繋がっていくものと考えています。

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