2025年卒業予定の大学生・大学院生・短大生・専門学校生等を対象とした県内最大級の新卒採用合同会社説明会「マイナビ就職EXPO」(㈱マイナビ主催)が3月6日・7日、高松市総合体育館にて開催された。
当日は、四国内から約130社の企業が出展、総勢470名もの学生が来場。
会場では学生等が各社のブースを回り、担当者からの業務内容や選考方法などの説明に耳を傾けていた。
企業側では『売り手市場』と言われているなか、採用担当者が福利厚生や仕事のやりがい、会社としての魅力などを学生に向けて発信に努め、優秀な人材の採用に繋げる様子が伺えた。
今年の学生の傾向について同社担当者に伺ったところ、学生の企業選択のポイントは「安定している企業」で、企業に安定性を感じるポイントは「福利厚生が充実していること」だという。
インターンシップの参加や早い段階から企業研究等に努めるなど、就活に対する意欲は高まってきているようだ。
その背景には、「安定した就職先へ就くことができるのか」、「将来年金が受給されるかわからない」といった「将来への不安感」や、キャリア教育を通じて仕事に対する意識が高まってきたことが要因だと話す。
近年では初任給を引き上げる企業も増加しているなか、一定水準以上の給与があれば「自身が活躍できる場所となるのか」という点が重要視されている。
「自分が活躍できる会社と出会うことが、より良いキャリアを築き上げるきっかけとなるので、候補を絞りすぎず視野を広げて就活に取り組んで頂きたい(㈱マイナビ四国営業部 中矢隆利部長)」
参加した学生からは「第一候補の企業だけでなく、今まで知らなかった企業の説明を聞けたことが収穫だった。事業内容に魅力を感じたので、これから詳しく調べてみたい」と意欲を見せた。