香川県の漆芸振興と若手作家の支援を目的に、「香川県漆芸研究所創立70周年記念 漆芸講演会」を開催いたします。アートや工芸にご関心のある方はもちろん、どなたでもご参加いただけます。ぜひこの貴重な機会にご来場ください。

四代田辺竹雲斎《Wormhole》2021 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(勝興寺、2021年)Photo: Katano Masahiro

奈良祐希×小原宏貴《con-temple-ate》2022 展示風景「GO FOR KOGEI 2022」(勝興寺、 2022年)Photo: Katano Masahiro
講演会概要

桑田卓郎《無題》2021 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(大瀧・岡太神社、2021年)Photo: Katano Masahiro

牟田陽日《渾々と》2021 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(大瀧・岡太神社、2021年)Photo: Katano Masahiro
講演者プロフィール:秋元 雄史(あきもと ゆうじ)氏
今回の講演会には、日本の現代アート・工芸界の第一線で活躍し続けている、美術評論家の秋元雄史氏をお招きします。1955年東京生まれ、東京藝術大学美術学部をご卒業後、早くからアートの現場でその手腕を発揮されてきました。特に、瀬戸内の「直島のアートプロジェクト」に1991年から深く関わり、地中美術館館長(2004~2006年)を務めた経験は、氏のキャリアの大きな転機となりました。
その後、金沢21世紀美術館館長(2007~2017年)に就任されると、国内最多となる255万人が来場する現代美術館へと成長させ、その卓越した運営能力と先見性が高く評価されました。さらに、東京藝術大学大学美術館館長・教授や練馬区立美術館館長など、数々の要職を歴任し、美術界の発展に尽力されています。
2021年からは、北陸三県を舞台にした工芸祭「GO FOR KOGEI」の総合監修・キュレーターを務めており、今回のテーマである「新しい工芸の魅力発信」に精力的に取り組んでいます。
直島のアートプロジェクト、金沢21世紀美術館での成功、そして現在の「GO FOR KOGEI」に至るまで、常に時代を先取りし、「アート思考」(著書名にもなっています)に基づいた独自の視点で、地域とアート、そして工芸の新しいあり方を提示し続けている稀有な存在です。その豊富な経験と深い洞察から語られる講演は、聴く人に新しい視点と感動をもたらしてくれるでしょう。
主な活動歴
- 直島でのアートプロジェクト、「スタンダード」「直島スタンダード2」
- 「第1–3回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」「工芸未来派」展(金沢、ニューヨーク・アメリカなど)
- 「ジャポニズム2018」公式企画「井上有一 1916–1985 —書の解放—」(パリ)
- 「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」展
- 著書に『アート思考』(プレジデント社)、『直島誕生』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

⻘木千絵《BODY 17-1》2017 展示風景「GO FOR KOGEI 2021」(勝興寺、2021年)Photo: Katano Masahiro
参加をご希望の方は、10月17日(金)までに、以下の方法で香川県へお申し込みください。
- 香川県電子申請・届出システムをご利用ください。
- チラシ記載のQRコードまたはウェブサイトよりアクセス可能です。

お問い合わせ先
香川県政策部文化芸術局文化振興課 〒760-8570 高松市番町4丁目1-10
TEL:087-832-3782 FAX:087-806-0238 E-mail:info@kagawashitsugei.jp










