【目指せ!ヒット企画料理】県産品たっぷりのヴィーガン料理を!〜第9回あなぶきホテルズ社内料理コンテスト

穴吹エンタープライズ(高松市 三村和馬社長)は、新商品開発と料理人の技能向上アイデア力向上を目的に社内料理コンテストを開催した。このコンテストは2010年から開催しており、コロナ禍を経て4年ぶりに開催された。これまでに「さぬきうどんバーガー」などのヒット商品を生み出しており、最終審査では18名の審査員が実食し、厳正な審査をおこなった。

今年のテーマは香川県産品を使用した『ヴィーガン料理』。同社では、2025年の瀬戸内国際芸術祭、大阪・関西万博を控え、インバウンド等、特に多様性が求められる食において、先んじてメニューの開発をおこなった。

テーマに沿い、県産品を1つ以上使用し、一皿2,000円(税サ込)を条件に、和洋中の幅広いジャンルでアイデアを募り、応募総数は26品。レシピ審査を経て12品、試食審査で6品にまで絞り込み、最終審査では6品、5名のシェフが腕を競った。

大豆ミートを使ったケバブ、卵の代わりに長芋を使用したパテ・クルート、アレルゲン7品目不使用でグルテンフリーのカレーライス、豆乳や海苔を使用し、ヴィーガンに不足しがちな栄養素を補うライスバーガー、出汁に昆布と干し椎茸を使用し、懐石料理の前菜から水菓子までをイメージした寿司、一皿で20種類の野菜を摂取できカラフルなガレットと、審査員らはシェフのこだわりを聞きながら実食審査をおこなった。

優勝したのは、高松国際ホテル和食調理課の大谷凛音氏のヴィーガン寿司。前菜、煮物、造り、焼き物など、小ぶりの寿司で懐石料理を表現した。大谷氏は、入社4年目の22歳。コンテスト初参加で最優秀賞を手にした。

また、優秀賞はリーガホテルゼスト高松の洋食調理課、馬場園 優氏のThis is “Curry”。野菜だけでカレーにコクと旨みを出すのに非常に苦労し、チョコレートやコーヒーを入れ、スパイシーな旨みたっぷりのカレーを作り上げた。

6作品はブラッシュアップし、今後同社の運営するホテルレストランでヴィーガンメニューとして提供していく。

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