【フードリボンプロジェクト】食に悩む子ども0人を目指し、2市1町が連携協定を締結

宇多津町・丸亀市・三豊市はこの度、日本の社会問題を中心テーマとした教育・啓発事業に努める(一社)ロングスプーン協会(橋本展行代表理事)と包括連携協定を締結した。

本協定は、子どもの貧困問題など社会課題の解決に寄与する取り組みを創出し、地域で共に手を取り合い、未来を担う子ども達を支える社会の実現と、同協会が取り組むフードリボンプロジェクトの普及啓発等を目的としている。

フードリボンプロジェクトは、「子ども達がご飯を食べられる場所を作りたい」という想いで立ち上げられたプロジェクト。

その想いに賛同するフードリボン参加店の利用者がフードリボンを購入し、子ども達がリボンを手にすることで、その店舗で1食分の食事ができる仕組み。

この度、2市1町に向けて同プロジェクトを広げていきたいというアンバサダーからの申し出があり、双方で協議を進めた結果、本協定を締結する運びとなった。

締結式が開かれた三豊市危機管理センターには、山下昭史市長と橋本代表理事はじめ、同協会の公認アンバサダー等が出席するなか、山下市長と橋本代表理事は協定書に署名をおこなった。 橋本理事長は「同プロジェクトに取り組んだ3年間で、約3万5千の食事を子ども達に提供することができたが、これも地域の飲食店の協力があったからこそ実現することができた。

 当協会の趣旨に賛同していただいた飲食店の皆様と、リボンを買っていただいた地域の方々の活動が本協定に結びついたと感じている」と述べ、引き続き子ども達への支援に意欲を見せた。

山下市長は「これまでもDVや貧困が原因で一時保護となる子ども達が増加しており、子どもの居場所の必要性を感じていた。その中で、同プロジェクトこそが本市が取り組むべき課題だと実感した。

 子ども達が気軽に飲食店に足を運び、リボンを用いて美味しい食事が食べられるよう努めていきたい」と方向性を述べた。

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