幼少期から、母方の墓が仏式の一般墓であった一方、父方の墓は神式の墳墓(上円下方墳)であったため、私は仏式と神式のお墓参りに違和感を抱くことはありませんでした。そのような背景の中、父のお墓をどこに設けるかを長らく考え続けてきましたが、最終的には他人に任せるのではなく、自分自身で作るべきだという結論に至りました。どうしたら古墳墓が造れるか模索していると、周囲からは「自分も古墳に入りたい」という人が多くいたため、事業化を考えるようになりました。令和5年(2023)には、販売されたお墓の50%以上が樹木葬となり、時代の流れの中で、単なる樹木葬ではなく、その延長線上にある前方後円墳での合葬墓がよりふさわしいのではないかと考え、古墳墓の創建を決意しました。
さらに今回の古墳墓創建に際し、同社は古墳文化を忠実に再現することを目指しています。奈良で古墳を発掘している考古学者を顧問に招き、前方後円墳には、御鏡、御剣、御勾玉という三種の神器を副葬し、3〜4世紀当時のものをできる限り忠実に復元します。特に御鏡については、最大径の大和鏡を、御勾玉は大和地域から出土した最大のものを復元し、御剣には両刃の剣を採用し、大和地域から出土した剣を忠実に再現しております。
【所在地】〒761-8046 香川県高松市川部町858-1
【檀家義務】なし
【特色】2人用区画あり/ペット可の区画あり/継承者不要
【施設・設備】管理事務所/水汲み場/街灯/水洗トイレ/駐車場など
【形状】纒向型前方後円墳(墳丘の長さ17.5m)
【副葬品】御鏡、御剣、御勾玉
【完成予定日】令和7年1月
【価格一覧】
古墳墓 永代祭祀墓(1人用)424,000円~
古墳墓 永代祭祀墓(2人用)530,000円~
古墳墓 合祀墓 105,000円~
【アクセス】 高松駅から車で25分圏内 高松空港から車で15分
従来の樹木葬は、費用を節約する手段として選ばれることが多く、墓じまいや墓石を建てずに安価に済ませることで、どこか寂しさや後ろめたさを感じさせるものでした。しかし、当社が提案する古墳型樹木葬は、後円部分に鏡・剣・勾玉を納めることで、御霊の依代とし、納骨した場所だけでなく、荘厳な古墳全体に御霊が宿るという考え方に基づいています。そのため、通常の樹木葬と同じような費用でありながらも、歴史的な大王墓と同じ形を持つ立派な墓に葬ることができ、「安く済ませた」という寂しさを感じさせない墓になります。
また、古墳に葬るという特別な体験を親族と共有できることは、他の樹木葬にはない魅力です。副葬品として埴輪や勾玉を家族とともに製作する体験も、心に残る貴重な時間となるでしょう。さらに、集合墓だけでなく、前方後円墳の形をした家族墓や個人墓を造ることも可能です。大きさやデザインはニーズに合わせて提案でき、個々の希望に応じた前方後円墳を提供いたします。
これにより、樹木葬を検討している方々に対し、従来の選択肢とは異なる、新たな第三の選択肢を力強く示すことができるのではないでしょうか。