【香川県さぬき市】クアパーク津田から “じゃこ丸パーク津田”に愛称変更 

平成8年以降クアパーク津田の愛称で親しまれてきた、さぬき市津田町にある国民宿舎松琴閣(しょうきんかく)の新しい愛称がこの度「じゃこ丸パーク津田」に変更されることに決まった。これは、施設などに愛称を命名する権利を得る、ネーミングライツ制度を利用したもので、先月末、クアパーク津田で、宿舎の所有者であるさぬき市とネーミングライツを取得した事業者との間で調印式がおこなわれた。

権利を取得したのは、さぬき市津田町にある㈱木村ホールディングス。同グループは、しらすの加工や販売を主におこなう㈱木村海産を中心とした3つの事業会社からなり、愛称のじゃこ丸はそのうちの1社、㈱じゃこ丸海産の社名からとったもの。じゃこ丸海産では、同グループの商品をオリジナルブランド化し、じゃこ丸劇場としてECサイトを開き販売している。

↑左側が木村社長、右側が大山市長

調印式で、さぬき市の大山茂樹市長から感謝の言葉が述べられると、木村明ひこ社長は「今、津田町は有志の皆さんが町おこしを頑張られている中、私たちも津田町の企業として何かお手伝いできることはないかと今回参加させて頂いた。これによって少しでも昔のように多くの方がここに来られたら嬉しい」と話していた。

新たな愛称は、来月1日~2028年3月31日までの期間使用される予定。また同グループは、ネーミングライツ料として年額132万円(初年度77万円)をさぬき市に納付し、市では、これを同宿舎の維持・修繕費のほか、交流人口の拡大を図るための事業などにあてることとしている。同宿舎の指定管理者は、津田の松原SAの管理・運営などをおこなうさぬき市の第三セクター㈱さぬき市SA公社で、運営事業者は穴吹エンタープライズ㈱、ともに継続業務。

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