11月末、JR高松駅の構内に、「ペット用土産」として、ペットのおやつやおもちゃを販売する自動販売機が1台登場した。これは、JR四国が、鉄道事業以外で、地域の活性化につながる新たな事業を産み出そうとおこなっているプロジェクトの1つで、需要や売上げなどについて検証するための試験販売として設置された。運営は四国キオスク㈱。この自販機は、同時にJR高知駅にも設置された。
販売されている商品は、全部で10商品。具体的には、
▼「犬用さぬきうどん(猫用さぬきうどんも販売)」として、香川県産小麦のさぬきの夢100%にミルクパウダー(猫用はいりこの粉末)や三温糖を加え作った商品や
▼徳島県の阿波尾鶏の胸肉をミンチ状にした犬用の鶏むねミンチに
▼高知県産の椿でできた犬用の木のおもちゃなど。すべて主に四国の素材を使い、四国の企業が生産している。なんとも高級感溢れるぜいたくなラインナップだ。
設置後間もない取材時も、駅を訪れた人たちが興味深そうに写真に撮るなどしていたほか、男性が犬用さぬきうどんを購入する姿も見られた。
JR四国では、1台につき月間約20万円の売上げを目標としている。同販売機は、今後約1年間設置する予定で、販売状況を見ながら、設置場所や販売商品を増やすことなどを検討していくことにしている。