東かがわ市(上村一郎市長)では、2023年12月から観光振興シェアサービス事業に取り組み、今年1月7日からは、体験学習館マーレリッコで電動アシストサイクル(8台、内4台チャイルドシート付き)を一定期間無料で貸し出しを始めた。
同時に、職員用の電動自動車(FOMM One)、同施設内2F個室ブースに、大川中学校、引田中学校の生徒14名が、地元の観光を描いたイラストをラッピングし、お披露目をおこなった。
お披露目には中学生ら10名が参加し、安戸池をイメージしたミントグリーンのラッピング自転車、EV車の登場に「可愛い!」と歓声を上げて喜んでいた。イラストの制作は、10月頃から。手袋、笠置千鶴子、とらまる公園、しろとり動物園、はまち、ぶどう餅等に、牡蠣などが描かれた。 またお披露目会では、生徒の代表が「地域の魅力を込めて作ったラッピングーカ—が地域を走ることで、見た人にもその魅力が伝わってくれたら嬉しい」と挨拶。
実際に、何度かラッピングカーを運転したマーレリッコを運営する(株)ソルトレイクの六車庄一さんは「可愛らしく、乗っていてもワクワクして楽しい。対向車などの視線をよく感じています」と話している。
4人乗り最小クラスのこのEV車は、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違いが起こらないよう、アクセルは手元操作でき、特に洪水等の災害時には水に浮き、災害対策としても使用される。瀬戸内国際芸術祭2025を目前に、先ずは訪れた人の滞在時間、体験価値を高めようと取り組まれている。自転車、自動車ともに東かがわ市観光協会トップページにアクセスできるQRコードも付いている。
マーレリッコから、約2㎞で讃州井筒屋敷、大池オートキャンプ場等。7〜8㎞内にしろとり動物園、手袋資料館 香川のてぶくろアウトレット店などがある。