2022年シーズンより国内最高峰の日本ハンドボールリーグに参戦し、2024年からはリーグH発足にともない、チーム名を「香川銀行シラソル香川」とし活動を続けている香川銀行の女子ハンドボールチーム。
シーズン目標に「プレーオフ進出」を掲げ、30試合もの長いレギュラーシーズンを戦い抜いてきた。リーグは11チームが参戦しており、上位5チームがプレーオフ進出となる。
今シーズン最終戦は5月24日、ホームの高松市香川総合体育館にザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球を迎えた。29試合を終え5位に付けたシラソルは、この試合に勝てば、プレーオフ進出が自力で確定する重要な一戦だ。多くのサポーターが会場を埋め尽くし、決定の瞬間を見届けようと熱気に包まれた。前半は僅差リードで折り返し、後半に攻撃陣が爆発。36対28の快勝でプレーオフ進出を決めた。亀井好弘監督は粘り強く戦った選手を称え、声援を送り続けた大応援団に感謝を伝えた。
プレーオフは、6月13日から3日間(国立代々木競技場第一体育館)、トーナメント形式で実施される。シラソルは13日にシーズン4位の熊本ビューストピンディーズと対戦、勝てば翌日に準決勝、最終日が決勝となる。
今シーズンのプレーオフをもって、ムードメーカーとしてチームを牽引する辛島美奈キャプテン、レフトバックで活躍する岸野美空選手が現役を引退、ゴールを守る碓井鈴果選手がチームを離れることが決まっており、現メンバーで臨む最初で最後のプレーオフ。シラソルのチームワークを全国に示す舞台が、いよいよ始まる。