昨年、さぬき市津田町に古民家を改修しオープンした、ゲストハウス併設の私設図書館「うみの図書館」。5月のオープンから今年1月中旬までの来館者数は約2500人、また本の貸出数は、月平均でおよそ100冊にのぼるなど、好調に進んでいる。
そうした中、同館では、図書館に住み込みで、ゲストハウスや周辺地域の手伝いをしてもらえる人材、通称”ヤドカリ”を現在募集している。
”ヤドカリ”は、住み込み手伝いとして、滞在費用(家賃・光熱費)ゼロ円で、宿泊部分や図書館、地域の手伝いをしてもらうというところから、オーナーの黒川慎一朗さん(25)が考えたネーミング。手伝い期間は1か月~で、同館では、複数のヤドカリ人材をつなぎあわせて、1年を通して、図書館運営を余裕を持ってできるようにと考えている。
昨年12月に募集を始めたところ、東京都や神奈川県などの主に都市部からすでに40人以上の応募があり、今年の5月までは埋まってしまったが、5月以降のヤドカリを現在募集中(1月下旬現在)。
黒川さんは「自身も、コロナ禍で大学がオンライン授業になり、Uターンして過ごした時に、海や地域の人たちの人柄に魅力を感じ、この地で住む事を決めたので、興味のある方は気軽に応募してほしい」と話している。
コロナ禍でリモートワークが進んだことをきっかけに、地方への移住の関心が高まる中、移住を考えている人にとっては、実際に試してみる良い機会にもなりそうだ。
詳細は、同施設のインスタグラム https://www.instagram.com/umi_tosho/
などで確認を。