観光の国際認証団体グリーン・デスティネーションズ(本部:オランダ)が実施する2024年「グリーン・デスティネーションズ アワード」(以下GDアワード)において、日本から4地域の受賞が確定した。
このうち、岩手県釜石市は前回のシルバー賞からゴールド賞へランクアップし、愛媛県大洲市、香川県小豆島(小豆島町、土庄町)、岐阜県高山市の3地域においては初の審査に臨み、いずれもシルバー賞を受賞した。これにより、昨年シルバー賞を受賞したニセコ町と合わせ、現在日本国内では5つの地域が「GDアワード」を獲得したこととなる。
〇「GDアワード」は、持続可能な観光の国際表彰制度であり、国際基準「グリーン・デスティネーションズ基準」(以下GD基準)に基づいて評価されます。アワードの受賞は、第三者認証機関からのお墨付きを意味し、持続可能な観光地として国際的な評価が高まる傾向がある。
〇欧米を中心に広がりを見せている持続可能な観光については、日本国内でも昨今関心が高まっており、「GDアワード」の受賞地域も年々増えています。今後、より多くの日本の地域が取り組みを推進し、日本全体として世界的な評価が期待される状況にある。
〇「GDアワード」を受賞した地域は、受賞の証であるロゴマークの活用や、グリーン・デスティネーションズ公式ウェブサイトでの国際的なPRが可能となります。観光地にもサステナビリティを求め、かつ消費額が比較的高い層の旅行者の誘客も今後期待される。
【GDアワード・認証について】
※GSTC(世界持続可能な観光協議会)が認定する認証。GD基準への完全準拠が求められる。