四国職業能力開発大学校において「ものづくり研究会発表会」を開催  《香川県丸亀市》

四国職業能力開発大学校(丸亀市郡家町 梶島岳夫校長)は、「第27回ものづくり研究発表会」を2月24日・25日に開催した。

職業能力開発大学校は、職業能力開発促進法に基づき厚労省所管の独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構が設置。

独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構は、求職者の再就職を支援するための職業訓練、中小企業等の社員を対象とした職業訓練や人材育成等の支援に取り組んでいる。

全国に職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)を設置しており、県内では同機構香川支部 香川職業能力開発促進センター(高松市花ノ宮町 ポリテクセンター香川)がある。

四国には同校があり、ものづくりの現場で活躍できる高度な知識と技能技術を併せ持つ実践技術者の育成のため、高校卒業者等を対象に専門課程(2年制)と専門課程の修了者等を対象とする応用課程(同)を設置している。

専門課程では生産技術科、電気エネルギー制御科、電子情報技術科、住居環境科、応用課程は生産機械システム技術科、生産電子情報システム技術科、生産電気システム技術科があり、在校生は約300名。うち6割が香川県内出身者。

当日、校内では生徒達による総合制作発表会や開発課題や総合政策の展示会が実施。  生産ロボットシステムコースによる標準課題の紹介では、資材搬送システムやテープカットマシーン、青ねぎの皮むき機などが披露。

ロボットの開発過程やシステムの紹介、一貫した技能・技術を披露し、来場者の視線を集めていた。

また、記念講演では大阪大学招聘教授・京都大学特任教授の前川 篤氏を招き、「DX・GXが拓くデジタル製造業の未来」をテーマに開催。

前川氏は、環境問題を大きく俯瞰してカーボン・ニュートラル、グリーントランスフォーメーションの具体例を紹介しつつ、今後の人材育成について提言した。

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