<宮脇書店員が選んだ「ミヤボン2021」>アワードには伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

宮脇書店は香川県高松市に本部、本店を構え、全国に200超の支店(グループ書店含む)を持つ大手書店チェーンで中でも高松市朝日町の総本店は日本有数の規模を誇っている。

宮脇書店が毎年主催し、宮脇書店員が2021年いま読むべき5作品を選ぶ<ミヤボン2021>に、伊坂幸太郎さんの書き下ろし最新長編小説『ペッパーズ・ゴースト』(文芸書単行本)が選出された。

「現役書店員が選定する異なる至高の著作たち」としてジャンルや判型の様々な5冊が選ばれる中の、受賞で選出作品は、下記の通り。

伊坂幸太郎 著『ペッパーズ・ゴースト』
・眞邊明人 著『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
・樋口恵子 著『老いの福袋』
・東野圭吾 著『沈黙のパレード』
・アンデシュ・ハンセン 著、 久山葉子 訳『スマホ脳』

『ペッパーズ・ゴースト』のミヤボン推奨コメントとして
○ぜひ『伊坂ワールド』の沼にハマって下さい!北谷店・40代男性
○後半の怒涛の伏線回収に目が離せません。新屋島店・30代男性
○頭フル回転で読破しました。伊坂ワールド!!本店・40代女性
○本を読むのが苦手な人でも一気に読める作品だと思います。イオン高松東店・20代女性
○作家生活20年を超える伊坂先生の魅力満載のエンタメ小説。備前店・30代女性
など、世代も性別も様々な書店員さんからの賞賛の声が上がっていて、今後、宮脇書店各店舗でも、アワード受賞作が大きく展開される予定という。

『ペッパーズ・ゴースト』は、平凡な中学教師の檀(だん)先生が、「他人の未来がすこしだけ見える」不思議な力を持つことから思わぬ出来事に巻き込まれていく、ノンストップ・エンターテインメントで、著者の集大成となる一冊です。

中学校の国語教師・檀には、ある条件下で他人の明日が少しだけ観える不思議な力があった。彼は生徒から、奇妙な二人組みが暴れまわる小説原稿を渡され……。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成。

【著者略歴】
伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、08年『ゴールデンスランバー』で本屋大賞と山本周五郎賞、『逆ソクラテス』で柴田錬三郎賞を受賞。著作は数多く映像化もされている。他の著書に、『重力ピエロ』『ガソリン生活』『AX』『ホワイトラビット』『フーガはユーガ』『シーソーモンスター』『クジラアタマの王様』など多数。

『ペッパーズ・ゴースト』
著者:伊坂幸太郎
発売日:2021年10月1日(金曜日)
定価:1870円(本体1700円+税10%)
頁数:392頁

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