【地場産業の成長】世界に躍進する香川の産業・企業活動 『第32回芦原科学賞』

第32回芦原科学賞の受賞者が発表された。

大賞は、(株)レクザム香川工場(高松市)(髙嶋俊治氏 島 大輔氏 鎌野正義氏 小川知宏氏)の高精度で多機能なオートレンズメータ『DLシリーズ』の開発。メガネレンズの度数を高速かつ高精度に測定でき、複雑な度数分布の遠近両用レンズの測定、紫外線やブルーライト透過率の測定も可能なうえ、簡単に操作できるオートレンズメータは、世界各国の眼科医、眼鏡店で使用され高評価を受けている。

 

功労賞に三菱電機(株) 受配電システム製作所、仲田知裕氏 佐々木 央氏 上松航星氏 前田大輝氏 松村康平氏。三菱電機エンジニアリング(株)丸亀事業所の鳥羽慎司氏 田中 翔氏による『世界最速を実現した気中直流高速度遮断機の開発』。

激励賞にプロテノバ(株)たんぱく質高機能化グループの真島英司氏 島 厚志氏 原 優子氏 松濤良美氏の『次世代型抗体医薬製造用の高機能性抗体結合タンパク質の開発』が選出された。

 (公財)かがわ産業支援財団の近藤清志理事長から、賞状と盾等が贈られ栄誉が讃えられた。芦原科学賞は、高松市出身も故芦原義重氏(関西電力(株)名誉会長 香川県名誉県民)の寄付金(1992年から計3億7千万円)を県が受け、これを基金として1993年度に創設された。

大賞、功労賞は、自然科学系分野において、かがわ産業支援財団理事長が定める日(今回は26年度)以降に優秀な研究成果をあげ、県内の産業技術の高度化及び産業の振興に寄与した研究グループなどの団体個人に贈られる。

賞金は大賞200万円、功労賞100万円。激励賞は、県内産業技術の高度化及び産業振興に寄与することが期待される小規模な企業の研究グループなどの団体・個人が対象で、所属企業の従業員数が20名程度以下、対象成果物は市販されて10年以内となっている。賞金は50万円。

選考は、技術開発等審査委員会(徳島文理大学学長 田村禎通委員長)、芦原科学賞選考委員会(香川大学学長 上田夏生委員長)。

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